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ケアマネジャーの89.9%が低栄養リスクを課題視 エス・エム・エスが調査

株式会社エス・エム・エスは、ケアマネジャー向けコミュニティ「ケアマネドットコム」の会員397名を対象に実施した「栄養管理に関する調査」の結果を発表しました。調査によると、ケアマネジャーの89.9%が担当利用者の食事量の低下や低栄養リスクを課題と捉えていることが明らかになりました。2026年6月に行われた診療報酬改定を受け、食品による栄養補給を検討する機会が増えると予想される一方、情報提供時の情報不足を感じている実態も浮き彫りになっています。

担当利用者の低栄養リスクに89.9%が課題意識

調査結果によると、ケアマネジャーの89.9%が担当利用者の食事量の低下や低栄養リスクを課題視していると回答しました。また、直近3カ月以内に食事や栄養の相談を受けたと答えた割合は68.3%にのぼっています。

自発的に食事や栄養に関する商品・サービスを調査したケアマネジャーは65.6%(サマリでは65.5%)で、実際に担当利用者や家族に紹介したと回答した人は62.7%となりました。利用者や家族から相談を受けて自ら調べ、情報提供を行う栄養マネジメントが日常的な業務となっている状況が示されています。

食品による栄養補給の検討増を予想も71.8%が情報不足を実感

今後の見通しとして、診療報酬改定を受けて食品による栄養補給を検討する機会が増えると予想するケアマネジャーは67.5%に達しました。その一方で、71.8%が情報提供時の情報不足を実感していると回答しています。

利用者への情報提供のためにメーカー等へ求められている情報としては、「価格・継続した場合の費用(53.9%)」が最も多く、次いで「どのような利用者に適しているか(51.9%)」、「味・食べやすさ(50.4%)」が上位となりました。製品スペックにとどまらず、費用や味などの継続性に関する情報や、利用者の状態に応じた適合性の情報が重視されている様子がうかがえます。

改定対象医薬品の処方変化で67.2%が処方中止を経験

2026年6月の診療報酬改定では、経腸栄養剤の経口投与について医療保険での給付要件が明確化されました。今回の調査では、ケアマネジャーの60.5%が改定対象医薬品の利用者を担当していると回答しました。

担当者のうち処方・利用状況の変化を経験した割合は27.9%でした。処方に変化がなかったケアマネジャーは59.6%と半数以上を占めたものの、変化があったと回答した人のうち67.2%が処方中止に結びついたとしており、診療報酬改定により栄養摂取方法の再検討を余儀なくされた事例が確認されています。

調査の背景と概要

介護現場では高齢者の低栄養状態が問題視されており、厚生労働省の「令和6年「国民健康・栄養調査」の結果」によると、65歳以上の高齢者のうち男性の12.7%、女性の25.2%が低栄養とされています。低栄養状態は感染症や褥瘡、骨格筋萎縮、転倒や骨折のリスク増大などに直結することから、ケアマネジャーによる適切な相談対応や支援が求められています。

今回の調査概要および発表企業の概要は以下の通りです。

  • 調査名:栄養管理に関する調査
  • 実施期間:2026年8月28日(金)~2026年9月3日(木)
  • 調査対象:全国のケアマネジャー(ケアマネドットコム会員)
  • 回答総数:397名
  • 調査方法:Webを使用したアンケート

株式会社エス・エム・エス(東証プライム)は、代表取締役社長を髙畑正樹が務め、東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワーに所在地を置いています。ケアマネジャー向けコミュニティ「ケアマネドットコム」(URL:https://i.care-mane.com/)などを運営しています。

本記事は株式会社エス・エム・エスの発表および厚生労働省「令和6年「国民健康・栄養調査」の結果」をもとに作成しました。

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