Tensor Energy、福知山市土師蓄電所へシステム提供
Tensor Energy株式会社は、株式会社グリーンエナジー&カンパニーが100%出資する合同会社マイクロGX京都に対し、アグリゲーションシステムの提供を開始した。本システムは、同社グループが2026年9月29日に運用開始を発表した京都府福知山市の福知山市土師蓄電所で活用されている。福知山市土師蓄電所は、グループのアグリゲーターである株式会社GREEN ACTIONにとって初の日本卸電力取引所(JEPX)参入案件となる。
福知山市土師蓄電所における運用の概要
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、日中の余剰電力を蓄えて需給の変動を調整する系統用蓄電所の役割が高まる一方、その収益は電力市場での日々の入札や充放電制御の精度に左右される。本事業では、開発から運用までを一貫して担うグリーンエナジー&カンパニーグループにおいて、株式会社GREEN ACTIONがTensor Cloudを活用してJEPXでの取引を行う。
福知山市土師蓄電所の定格出力は1,999kW、定格容量は8,146kWhで、電池方式にはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、今後は需給調整市場への参加も予定している。
事業体制として、合同会社マイクロGX京都が事業主体を務め、株式会社グリーンエナジー・プラスがEPC、株式会社GREEN ACTIONがアグリゲーション(市場運用)、株式会社グリーンエナジー・ファシリティーズがO&Mを担当し、Tensor Energy株式会社がアグリゲーションシステムを提供する。
提供するシステムの特長と運用実績
提供されるシステムは、市場価格予測に基づく充放電計画の自動生成や、JEPXでの売り入札および系統充電のための買い入札、広域機関(OCCTO)への計画の自動作成・提出を行う。さらに、需給モニタリングによる推定インバランスの可視化や収益源別の実績収益の表示と精算用データの出力に対応し、需給調整市場参加以降はマルチマーケット入札最適化も担う。
Tensor Cloudは、全国1,200拠点以上・335MW超の太陽光発電所および蓄電池の運用実績を持つ。また、Tensor Energy株式会社の低圧系統蓄電池向けアグリゲーションサービスには、2026年9月時点で5,000拠点・1GWhを超える申し込みがある。
今後の展開方針
グリーンエナジー&カンパニーグループは、今後東京電力管内・中部電力管内へと保有蓄電所の展開を進める方針を掲げている。Tensor Energy株式会社は、蓄電所の運用拠点の拡大にあわせ、アグリゲーターの市場運用をシステム面から支援するとしている。
Tensor Energy株式会社の代表取締役である堀 菜々は、グリーンエナジー&カンパニーグループとともに運用の知見を積み重ね、全国に広がる蓄電所の価値を最大限に引き出していく姿勢を示している。
各社概要
株式会社グリーンエナジー&カンパニー
- 所在地:東京本社 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング12F/徳島本社 徳島県板野郡松茂町中喜来群恵39-1
- 代表者:代表取締役社長 鈴江崇文
- 事業内容:GX関連企業で構成されるグループ会社の経営管理、系統用蓄電所・太陽光発電施設・ネットゼロエネルギーハウスの開発・販売・運営等
- URL:https://green-energy.co.jp/
Tensor Energy株式会社
- 所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-11-1
- 設立:2021年11月
- 代表者:代表取締役 堀 菜々 & フィルター ヴィンセント
- 事業内容:発電システム、蓄電システム、及びその他の分散型エネルギーシステムの資産運用、制御、並びに電力取引に関するソフトウェアの開発、販売、サービス提供
- URL:https://www.tensorenergy.jp/
本記事はTensor Energy株式会社の発表をもとに作成。
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