舞台 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド パリ公演が千穐楽を迎える
村上春樹の小説を原作とした舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のパリ公演が、現地時間10月21日(水)に千穐楽を迎えた。本作はシンガポールやイギリス・ロンドンに続くワールドツアーの3か所目としてフランス・パリのシャトレ劇場で上演され、終了に伴い主演の藤原竜也のコメントが到着した。ワールドツアーは今後、2027年4月に韓国・ソウルでの上演が控えている。





伝統あるシャトレ劇場でのパリ公演
本作は2026年1月に東京で世界初演され、国内ツアーを経て、2026年4月のシンガポール公演からワールドツアーが開始された。
3か所目となったパリ公演は、現地時間10月16日(金)から10月21日(水)まで開催された。会場となったシャトレ劇場は1862年創立の伝統的な劇場で、セルゲイ・ディアギレフ率いるバレエ・リュスの拠点としてヴァーツラフ・ニジンスキーが踊り、ピョートル・チャイコフスキーやクロード・ドビュッシーが指揮をした歴史を持つ。ホリプロは同劇場からの招待を受け、はじめて同劇場での公演を行った。

原作は村上春樹が1985年に新潮社から刊行した小説で、演出と振付は1992年のアルベールオリンピックの開会式・閉会式の演出を務めたフィリップ・ドゥクフレが手掛けた。自身の故郷であるパリでの凱旋公演となり、藤原竜也や森田望智をはじめとする日本人キャスト陣が出演した。
現地メディアの評価と主演・藤原竜也のコメント
現地メディアのLe Monde紙では「美しく、特に舞台美術の様式化によって、無駄を削ぎ落とした洗練されたもの」、Le Echos紙では「フィリップ・ドゥクフレが村上春樹の世界に新たな魔法をかけた」とそれぞれ評された。
パリ公演を終えた主演の藤原竜也は「フランスで舞台に立つのは初めてだったので恐怖が大半を占めていたのですが、やり切ってしまえば、あたたかいお客様に支えられていい思い出だったなあと思います」と振り返り、歴史ある劇場に立てた光栄さとロンドン公演・パリ公演を終えられたことへの感謝を伝えた。
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』ワールドツアーのスケジュールは以下の通りとなっている。
- シンガポール(エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ):2026年4月3日(金)~5日(日) ※終了
- イギリス・ロンドン(バービカン・センター):2026年10月8日(木)~11日(日) ※終了
- フランス・パリ(シャトレ劇場):2026年10月16日(金)~21日(水) ※終了
- 韓国・ソウル(LGアートセンター):2027年4月上演予定
本公演の主催はThéâtre du Châtelet、企画制作はホリプロが担当し、Japan Creator Support Fundの助成を受けている。公式情報は公式HP(https://horipro-stage.jp/stage/sekainoowari2026/)にて公開されている。
本記事はホリプロの発表をもとに作成
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