ベクターが同志社大学の計測環境を支援 学生フォーミュラ日本大会で初の総合優勝
ベクター・ジャパン株式会社は、同志社大学フォーミュラプロジェクト(DUFP)に対し、車両データの計測・解析製品を提供するとともに、複数の車両データを同期して取得・解析できる計測環境の構築を技術面から支援しました。DUFPは、2026年8月2日(日)~7日(金)に開催された「学生フォーミュラ日本大会2026 -ものづくり・デザインコンペティション-」のICVクラスにおいて、チーム史上初となる総合優勝を達成しました。

複数機器のデータを同期計測する環境を構築
DUFPではデータロガーやセンサーの導入を進め、車両から取得できるデータの種類を増やしてきた一方、各機器のデータが独立していたため、複数のデータを同じ時間軸上で比較・分析することが課題となっていました。
ベクター・ジャパン株式会社は、車両データの計測・解析製品であるCANape、GL1000、CSMシリーズを提供し、計測環境の構築やセットアップを技術面からサポートしました。これにより、ECUのCANデータや加速度データ、ひずみデータなど、異なる機器で取得していたデータを同期して取得できる環境が構築されました。複数の計測機器から得られるデータを同期計測する環境の構築は、DUFPにとって初めての取り組みとなります。
開発作業の効率化とデザイン審査での高評価
同志社大学フォーミュラプロジェクトで電装/計測を担当する坂川陽香氏は、「従来は、各データの時間軸を手作業で合わせるために数十分から1時間弱を要する場合がありました。同期したデータを分析に活用できるようになったことで、分析準備にかかる作業が効率化され、計測、評価、改善のサイクルをより円滑に進められるようになりました。」と述べています。
取得したデータは、空気圧を利用して変速操作を行うエアシフターの動作評価に活用されました。さらに、計測・分析結果は学生フォーミュラ日本大会のデザイン審査でも使用され、データの同期計測・分析による正確な車両挙動評価や作業時間の削減について実際のデータを用いて説明した結果、DUFPはデザイン審査部門においても1位の好成績を収めました。

次世代のエンジニア育成と今後の支援
今回の取り組みでは、製品の提供にとどまらず、学生メンバーが自ら計測環境を構築し、取得したデータを車両開発に活用できるようになることが目指されました。ベクター・ジャパン株式会社は今後も、製品と技術サポートを通じて学生による実践的な車両開発と、次世代のモビリティ開発を担う人材の成長を支援していくとしています。
同志社大学フォーミュラプロジェクトは2002年に発足し、同志社大学京田辺キャンパスを拠点に活動する学生団体です。学生自らがフォーミュラカーの企画、設計、製作、走行評価に取り組み、学生フォーミュラ日本大会に参加しています。
ドイツに本社を置くベクターグループのVector Informatik GmbHは、Software-Defined System(SDS/ソフトウェア・デファインド・システム)開発のためのソリューションを提供しており、35年以上にわたり自動車メーカーやサプライヤーの開発を支援しています。車載ネットワーク、計測・キャリブレーション・データ解析、SIL/HILテスト、ADAS/AD、E-モビリティなど自動車開発の幅広い領域をサポートするほか、医療技術、IoT、鉄道、航空宇宙などの分野でもソリューションが活用されています。
- ベクター・ジャパン株式会社 Webサイト:www.vector.com/ja/
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本記事はベクター・ジャパン株式会社の発表をもとに作成されています。
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