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ヤグラのシニアストラテジックアドバイザーに元シスコ日本法人の中川いち朗氏が就任

AIセキュリティプラットフォームを開発・提供する株式会社ヤグラは、元シスコシステムズ日本法人社長の中川いち朗氏がシニアストラテジックアドバイザーに就任したことを明らかにしました。中川氏が企業向けIT事業で培ってきた経営経験や業界ネットワークを生かし、大手システムインテグレーターをはじめとするパートナー企業との協業および国産AIセキュリティの社会実装を推進します。

現在、サイバー攻撃にAIが悪用される事例が増加しており、不正アクセスによる個人情報漏えいやランサムウェア被害が相次いでいます。2026年上半期のランサムウェア被害報告件数は123件に達し、統計開始以降、半期として最多となりました。

また、日本のセキュリティ環境は技術の海外依存と深刻な人材不足を抱えています。国内のサイバーセキュリティ自給率は数%といわれているほか、82%の企業がセキュリティ人材の不足を回答しています。さらに、30分を切るような最新の攻撃スピードに対しては、人の手による対応が追いつかない状況も生じています。こうした課題に対し、同社はセキュリティアラートの調査・分析を行う「ヤグラAI SOC」や、脆弱性のトリアージを実施する「ヤグラExposure Ops」を提供しています。ヤグラAI SOCでは、実測値で攻撃の検知から初動対応まで平均1分57秒での対応を実現しており、自律的に防御を継続できる環境づくりを進めています。

豊富な知見を生かし大手SIerとの協業を加速

中川氏は日本IBMや日本ヒューレット・パッカードで要職を歴任し、シスコシステムズでは大企業向け事業などを統括した後に日本法人社長を務めました。現在はマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニア・アドバイザーやEverpure Japan(旧ピュア・ストレージ・ジャパン)会長、NTTドコモ社外取締役、ゼロワン株式会社の代表取締役社長などを兼任しています。

同社は、セキュリティ供給網の重要な担い手である大手SIerの顧客基盤やシステム構築力と、自社のAI技術を組み合わせることで、全国の企業へ防御体制を広げる方針です。中川氏はアドバイザーとして、AI SOC事業の成長戦略策定や大手SIerとの関係構築、共同提案やサービス展開に向けた協業への助言・支援を担います。就任にあたり中川氏は「これまで培ってきた経験とネットワークを生かし、大手SIerをはじめとするパートナー企業との協業を推進することで、ヤグラの成長と日本企業のサイバーセキュリティ強化、ひいては日本のデジタル競争力の向上に貢献していきたいと考えています」とコメントしています。同社代表取締役の迎 健太氏も、中川氏とともに技術を育てて運用を届け、国内のサイバー防御力を高めていく考えを示しています。

既存基盤との連携と国産AIセキュリティの育成

同社が提供するヤグラAI SOCは、SplunkをはじめとするSIEM製品との連携に対応しており、既存のセキュリティ基盤をそのまま活用できます。また、LLM(大規模言語モデル)の国内サーバー運用や、個人情報をマスキングして入力する構成にも対応しており、各組織のデータ管理方針に合わせたセキュリティ運用の構築が可能です。

同社は、日本の企業や組織が自らの意思でセキュリティ技術やデータの扱いを選択し、防御を継続できる基盤を育てる「ソブリン・セキュリティ」を掲げています。国内での運用知見を開発に還元することで、国産AIセキュリティの開発力と運用力を高め、自給力の向上に取り組む方針です。

株式会社ヤグラ 会社概要

  • 会社名:株式会社ヤグラ
  • 代表者:代表取締役 迎 健太
  • 本社所在地:東京都千代田区大手町1丁目5−1 大手町ファーストスクエアイーストタワー4F
  • 公式サイト:https://yagurasec.com

本記事は株式会社ヤグラの発表をもとに作成されています。

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