能美防災、坂東市の避難所運営研修で支援アプリN-HOPSのトライアル実施
能美防災株式会社は、2026年9月9日と11日の2日間にわたり、坂東市役所で開催された職員向けの避難所運営研修において、避難所開設支援アプリ「N-HOPS(エヌ・ホップス)」を活用したトライアルを実施しました。坂東市における職員向けの避難所運営研修は令和3年以来の開催となり、災害時に避難所の開設を担う職員64名が参加しました。参加者はN-HOPSを活用しながら避難所開設の一連の流れを確認し、受付の設置や無線による連絡など一部の作業については実動形式で訓練を行いました。
初参加が8割超の研修でアプリを活用した訓練を実施
研修後のアンケートでは、参加者64名のうち54名(84.4%)が、これまでの避難所開設訓練への参加について「今回が初めて」と回答しました。災害時には避難所開設の経験が豊富な職員が現場に参集できるとは限らないため、今回の研修では経験の少ない職員でも災害時に「何を確認し、どのように行動すればよいか」を具体的にイメージできるかを確認する目的でN-HOPSが活用されました。
N-HOPSは、避難所ごとの写真や図面、行動手順をスマートフォンなどの端末上に表示し、画面を確認しながら一つひとつの作業を進められるシステムです。今回の研修では、N-HOPSに表示される内容を確認しながら実際の避難所の図面上で札を動かし、開設に必要となる作業やその順序を確認しました。
9割以上が経験の少なさを補えると回答
研修後のアンケートでは、60名(93.8%)が「N-HOPSがあれば、経験が少ない方でも避難所開設作業を進められる」と回答しました。また、59名(92.2%)が今回の訓練を通じて「避難所開設作業を実施する際にどのように動けばよいかイメージできた」、62名(96.9%)が「実際に避難所を開設する際、N-HOPSを利用したい」と回答しています。

さらに、「自分が避難所を開設することになった場合、どの程度自信を持って行動できるか」について10点満点で尋ねたところ、訓練前の自信度は平均2.98点でした。一方、「N-HOPSを利用しながら開設を実施する場合」について回答した63名の平均は6.38点となりました。能美防災は、行動を順番に確認できることが、経験の少ない職員にとっても実際の行動を具体的にイメージする一助となったものと考えているとしています。
参加者からは「用意するものや次の動きがわかりやすく、スムーズに進めることができました」「ミッション形式で、順を追って行動できるのでとても敷居が下がった」「やることが順番で示されているので、焦らず準備に取りかかれると思いました」「実際に割り当てられた避難所で、このアプリを使いながら実動訓練をしたいと思った」といった意見が寄せられました。
通信環境が利用できない場合も想定した運用
災害時には通信環境が通常どおり利用できない可能性があるため、N-HOPSでは必要なデータをあらかじめ端末に保存しておくことで、通信環境が利用できない場合でも写真や図面、行動手順を確認できます。ただし、通信環境が利用できない場合、完了した作業のリアルタイム共有など、一部利用できない機能があります。
また、行動手順をPDFとして出力できるため、紙のアクションカードを準備し、デジタルと紙を併用した運用にも対応しています。今回の研修でも紙のアクションカードを活用し、避難所開設の手順を確認しながら訓練を行いました。






避難所開設支援アプリ「N-HOPS」の機能と会社概要
N-HOPSは、自治体が保有する避難所運営マニュアルや施設図面、資機材の保管場所などの情報を、現場で行動する順番に沿って整理し、スマートフォンやタブレットから確認できるWebアプリです。避難所ごとの写真や図面を確認しながら作業を進めて完了した作業を記録できるほか、「現地到着」「開設準備中」「受け入れ開始」など、各避難所から報告された状況を災害対策本部側で確認できます。
能美防災株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷川雅弘、資本金:133億2百万円、東証プライム市場)は、今回のトライアルで得られた意見や知見を今後のサービス改善に活かし、事前に十分な研修を受けていない場合や担当者が変わった場合でも、その場で必要な情報を確認しながら避難所開設を進められる体制づくりを支援していくとしています。

- サービス名:避難所開設支援アプリ「N-HOPS(エヌ・ホップス)」
- N-HOPSサービスサイト:https://www.nohmi-service.jp/n-service/n-hops
本記事は能美防災株式会社の発表をもとに作成しています。
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