健康サロンらの共同研究が第59回日本薬剤師会学術大会で一般演題優秀賞を受賞
健康サロン株式会社、昭和医科大学および地域薬局による共同研究が、2026年10月11日・12日に新潟市で開催された第59回日本薬剤師会学術大会において一般演題優秀賞を受賞した。同研究は、薬局薬剤師が遺伝子型情報を活用して患者へ介入することによる生活習慣への意識や服薬状況への影響を検討したもの。日本薬剤師会が2026年10月13日に公表した一般演題優秀賞 選考結果により明らかになった。
遺伝子型情報を活用した服薬・生活習慣指導の検証
研究では、遺伝子型情報を活用した薬局薬剤師の介入が、患者の生活習慣への意識や服薬状況に与える影響について検討が行われた。2025年4~10月の期間、東京都品川区内の3薬局において、抗血小板薬クロピドグレルを服用する外来患者15名を対象に多施設前向き観察研究が実施された。薬局薬剤師が薬物代謝酵素CYP2C19の遺伝子型情報を説明した上で、服薬および生活習慣の指導を行い、処方医への情報共有も進められた。
処方変更などの結果と示された課題
遺伝子検査結果が得られた14名のうち、代謝低下群(IM/PM群)では9名中7名(77.8%)で抗血小板薬の処方が変更され、食習慣への意識向上や飲み忘れの減少傾向がみられた。一方で、通常代謝型の一部では服薬状況の悪化が確認され、患者の理解度に応じた継続的な説明や指導の必要性も示されている。
なお、本研究は小規模な探索的研究であり、食習慣への意識や飲み忘れの変化について統計学的な有意差は認められておらず、効果の確認にはさらなる検証が必要とされている。
受賞演題と研究体制
受賞した演題の題名および体制は以下の通りとなっている。
演題名:薬局薬剤師によるCYP2C19遺伝子型情報を活用した介入の影響:クロピドグレル服用外来患者を対象としたパイロットスタディ(演題番号:PS-009、発表者:黒田 綾)
研究体制:
- 昭和医科大学 大学院薬学研究科 薬物動態学分野(黒田 綾、田島 正教、齊藤 清美、杉山 恵理花)
- 薬局しなやく(加藤 肇/健康サロン株式会社 社外取締役・品川区薬剤師会会長)
- 南大井薬局(荻野 哲也)
- 青横ファーマシー(浅川 正幸)
- 健康サロン株式会社(城 一秀、吉村 一哉)
本研究は、昭和医科大学の倫理委員会承認(承認番号:2025-0024)を受けて実施された。
健康サロン株式会社の事業展開
東京都港区に本社を置く健康サロン株式会社(代表取締役:坂井 義尚)は、薬局向けサービス「あなたの薬局」をはじめ、医療現場の課題解決に向けたサービスを提供している。薬局の業務効率化や患者とのコミュニケーション、従業員教育、セキュリティ対策などを通じて地域医療を支える薬局運営を支援しており、今後も大学や地域薬局との共同研究を通じて、薬局薬剤師の専門性を生かした患者支援の充実と研究成果の社会実装に取り組んでいくとしている。
- 会社名:健康サロン株式会社
- 代表取締役:坂井 義尚
- 創業:2017年5月
- 本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂7-1-16 オーク赤坂ビル9F
- 公式サイト:https://www.kenko-salon.com/
本記事は健康サロン株式会社の発表および日本薬剤師会の公表情報( https://www.nichiyaku.or.jp/files/co/conference/result2026.pdf )をもとに作成されています。
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