少数株ドットコム、岩倉正和氏の論文を読む読書会を2026年11月13日に開催へ
非上場企業の株式流動化プラットフォームを運営する少数株ドットコム株式会社は、2026年11月13日19時より、岩倉正和氏の論文「日本で経営判断の誤りが認定されたケースは一件もない」を読む読書会を開催する。同論文は『金融財政事情』2013年6月3日号の特集「証券訴訟の日米比較」に掲載されたもので、日本の取締役責任をめぐる司法の姿勢を問う内容となっている。読書会では、非上場会社の少数株主が直面する課題や取締役の責任追及などをテーマに議論が行われる予定だ。
読書会の開催背景と少数株主における課題
日本の裁判所は、取締役の経営判断について、判断の過程と内容に著しく不合理な点がない限り、善管注意義務違反を認めない枠組みを採ってきた。平成22年7月15日のアパマンショップ株主代表訴訟の最高裁判決はその代表例とされる。この枠組みは萎縮しない経営を支えるものとして説明される一方、会社の内部情報を持たない株主にとっては、責任追及の扉が事実上閉じているのではないかという疑問も残されている。
非上場会社の少数株主は株式を市場で売ることができず、経営に不満があっても退出という選択肢がないため、取締役の責任を問う手段は株主代表訴訟などに限られる。同社は、代表訴訟で経営判断の誤りがほとんど認定されない状況において少数株主の保護がどこで図られるべきかという問いを正面から考えたいとしている。
当日に取り上げる主な論点
当日は主に以下のトピックについて解説が行われる予定となっている。
- 日本の裁判実務は「経営判断の誤り」と「法令違反・監視義務違反」をどう区別してきたか
- 米国のビジネス・ジャッジメント・ルールと日本の経営判断原則は何が違うのか
- 「判断過程の審査」は、情報を持たない株主にとって越えられる壁なのか
- 論文発表から十余年、コーポレートガバナンス・コード導入(2015年)を経て何が変わり、何が変わらなかったか
- 非上場会社の少数株主にとっての実務的な含意
開催概要と参加方法
読書会はZoomウェビナーによるオンライン配信形式で実施され、参加費は無料の事前登録制となっている。対象は、非上場会社の株式を保有しながら経営への不満や情報不足に悩む少数株主、取締役の責任追及の可能性を検討している株主、取締役責任の判断基準を実務的に理解したい非上場会社の経営者・取締役、企業統治と株主保護の制度設計に関心のある投資家・研究者などである。
- 日時:2026年11月13日19時
- タイトル:少数株ドットコム株式会社 代表取締役会長、読書会「岩倉正和『日本で経営判断の誤りが認定されたケースは一件もない』を読む」
- 形式:オンライン配信(Zoomウェビナー)
- 参加費:無料(事前登録制)
- 申込方法:info@shosukabu.com 宛に、件名へ読書会「岩倉正和『日本で経営判断の誤りが認定されたケースは一件もない』参加希望と明記のうえ申し込み
- 対象文献:岩倉正和「日本で経営判断の誤りが認定されたケースは一件もない」『金融財政事情』第64巻第21号(通巻3027号、2013年6月3日号)15頁、金融財政事情研究会。特集「証券訴訟の日米比較」所収(参加者は国立国会図書館等で各自用意が必要)


同社は、今後も会社法・裁判実務・ガバナンス改革の動向を取り上げ、少数株主が自らの権利を理解し行使するための知見を提供していく方針を示している。
会社概要
東京都練馬区に本社を置く少数株ドットコム株式会社の概要は以下の通り。
- 社名:少数株ドットコム株式会社
- 本社所在地:東京都練馬区東大泉三丁目37番7号
- 代表者名:山中 裕
- 設立:2023年03月
- 資本金:9000万円
- 業種:サービス業
- 上場:未上場
- 電話番号:03-3590-4667
- URL:https://www.shosukabu.com/
本記事は少数株ドットコム株式会社の発表をもとに作成しています。
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