Dellows News

マンダリン オリエンタル、新サステナビリティ指針MO.REを発表

世界各地でホテルやリゾートを展開するマンダリン オリエンタルは、サステナビリティに関する新たな行動指針のプラットフォーム「MO.RE」を発表しました。このプラットフォームは「レジリエンス(強靭性)」「リコネクション(つながりの再構築)」「リジェネレーション(再生)」の3本を軸に、グループ全体の方針や目標、具体的な取り組みを体系化したものです。投資、開発、設計から運営、ゲスト体験に至るまで、ホテルのライフサイクル全体にわたる意思決定の指針として活用されます。

3本の柱を軸とする「MO.RE」の概要

「MO.RE」は、英語の「MORE」にマンダリン オリエンタルの略称である「MO」を組み込んだ造語です。同グループは、法令遵守主導型の取り組みの枠を超え、地域社会や生態系に対し継続的にプラスの影響をもたらすことを目指しています。

プラットフォームを構成する3つの柱の概要は以下の通りです。

  • MO.レジリエンス(MO.REsilience/強靭性):各ホテルが所在する地域の気候変動リスクの評価、2050年までの温室効果ガス排出量ネットゼロ達成に向けた計画策定、サプライチェーンなどの間接排出(スコープ3)の可視化を推進します。
  • MO.リコネクション(MO.REconnection/つながりの再構築):地域の自然や文化に根ざしたプログラムを通じ、「サステナブル(持続可能な)ラグジュアリー」のコンセプトを再定義します。
  • MO.リジェネレーション(MO.REgeneration/再生):ホテル所在地域への投資を通じて生態系や地域社会、文化などを育み、地域の持続的な繁栄に貢献します。

マンダリン オリエンタルのグループ最高経営責任者(CEO)であるローラン・クライトマンは、「今後、グループが成長を続ける中で、『MO.RE』は、私たちが目指す事業のあり方、そして未来に残していきたいレガシーを形づくる指針となります」とコメントしています。

掲げられた目標と具体的な取り組み

マンダリン オリエンタルは、15年前に設定した2030年までの目標に向け、ホテルでのガスや燃料の使用(スコープ1)と購入電力等の使用(スコープ2)を合算した床面積当たりの温室効果ガス排出量を、2012年比で33%削減しています。また、従業員によるボランティア活動の累計時間は8万時間を超えています。

今回発表された「MO.RE」では、以下の具体的な数値目標や施策が盛り込まれました。

  • 2050年までの温室効果ガス排出量ネットゼロ達成に向けた脱炭素化計画の推進
  • 生物多様性を学ぶ「バイオダイバーシティ・キッズクラブ」を、2030年までに新規開業リゾートの75%で実施
  • 従業員とその家族を対象とした「MOファミリーデー」を、2028年までに全ホテルで毎年開催
  • 食とウェルネスの体験プログラムとして、2030年までに全ホテルで少なくとも1つの自然体験プログラムを導入予定
  • 2030年までに、世界各地で計100平方キロメートルに及ぶ自然環境の保護および再生に貢献
  • ホスピタリティ分野の職業訓練などを通じ、2030年までに計1,000人の若者へ機会を提供
  • 伝統技術の継承に向け、2030年までに50人以上のアーティストや職人への支援を予定
  • 著名人が参加する広告キャンペーン「セレブリティ・ファンズ」を通じたチャリティープログラムの展開

取り組みの詳細は、公式レポート「MO.RE Report」(英語表記)に掲載されています。

五行思想を着想源としたロゴデザイン

「MO.RE」のロゴは、理念の基盤である3本の柱を表現するとともに、マンダリン オリエンタルが受け継ぐアジアの伝統や文化の要素を取り入れています。古代中国の「五行思想(ごぎょうしそう)」である「木」「火」「土」「金」「水」の5要素が互いに影響し合って調和を保つという考え方に着想を得ています。

途切れることなくつながる形状によって3つの柱の相互関係を表し、中央の円形シンボルは、現在のラグジュアリーホスピタリティに求められる抜本的な変革へと舵を切る姿勢を表現しています。

香港とバンコクで誕生したマンダリン オリエンタルは、アジアの遺産を受け継ぎながら、各施設が立地するロケーションの魅力を体現しています。

グループの規模は以下の通りです。

  • 展開地域:30の国と地域
  • 展開施設:計47軒のホテル、16のレジデンス施設、43の「エクセプショナル・ホームズ」

本記事はマンダリン オリエンタルの発表をもとに作成しています。

アクセスランキング

今日

1週間