AI翻訳アプリ「Talkee」、日本在住のウクライナ避難民向けに1年間無料提供

AI翻訳アプリ「Talkee(トーキー)」を提供するTalkee社(東京都目黒区)は2024年5月16日、日本に滞在するウクライナ避難民向けに同アプリを1年間無償提供すると発表した。

「Talkee」は、最新のAI技術(Chat GPT、Gemini、Claudeなど)を活用したスマートフォン向け翻訳アプリだ。手入力だけでなく音声入力にも対応しており、マイクボタンを押しながらスマートフォンに向かって話すだけで、手軽に目的の言語へ翻訳できる。100以上の言語に対応し、AIを用いた会話練習機能も提供している。

無償提供の対象は日本在住のウクライナ人で、期間は2024年5月16日から2025年5月31日まで。月間3時間の利用制限はあるものの、1年間無料で利用できる。

Talkee社は、海外旅行時の通訳アプリ、旅行前の会話練習アプリ、飲食店やホテルなどにおける訪日外国人向けの通訳アプリとして、「Talkee」の利用シーンを提案している。

アカウント登録なしでも3分間無料で利用できるため、インストール後すぐに使用可能だ。利用シーンを紹介した動画はYouTubeで公開されている。

今回の無償提供開始にあたり、駐日ウクライナ特命全権大使のセルギー・コルスンスキー氏も同席した。日本に避難しているウクライナ人にとって、言葉の壁は大きな課題の一つだ。「Talkee」の無償提供が、彼らの日本での生活をサポートすることが期待される。