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米Belite BioがSTGD1治療薬Tinlarebantの承認申請を3カ国に提出

米国のBelite Bio, Inc.は2026年10月14日(米国時間)、スタルガルト病1型(STGD1)の治療薬としてTinlarebantの製造販売承認申請を、シンガポール、英国、スイスの規制当局に提出した。同社の日本法人であるビライトバイオ株式会社が発表した。承認されれば、これら3カ国においてSTGD1に対する初めての承認治療薬となる見込みだ。

Access Consortiumを通じて3カ国の規制当局へ申請

今回の製造販売承認申請は、シンガポール保健科学庁(HSA)、英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA)、スイス医薬品庁(Swissmedic)の合意のもと、国際的な連携で審査を進める枠組みである「Access Consortium」を通じて提出された。

現在、シンガポール、英国、スイスではSTGD1に対する承認された治療法は存在しない。今回の申請は米国および日本での新薬承認申請に続くものであり、同社は3カ国での同時承認取得を目指すとしている。

治験薬Tinlarebantの特徴と指定状況

Tinlarebant(LBS-008)は、STGD1を対象に開発が進められている1日1回経口投与する治験薬である。STGD1はABCA4遺伝子の変異によって生じる希少な遺伝性網膜疾患で、進行性かつ不可逆的な視力低下をもたらす。

本剤は、発症や進行に関与するビタミンA(レチノール)由来の有害物質「ビスレチノイド」の眼内への蓄積抑制を目的としている。肝臓から眼へレチノールを運ぶ唯一の担体タンパク質である血清レチノール結合タンパク質4(RBP4)の濃度を低下させて一定水準に維持し、眼に供給されるレチノール量を調節することで、ビスレチノイドの生成抑制を目指す仕組みとなっている。なお、ビスレチノイドは萎縮型加齢黄斑変性に伴う地図状萎縮(GA)の病態進行にも関与すると考えられている。

STGD1の治療薬として、米国でブレークスルー・セラピー指定、ファストトラック指定、希少小児疾患指定を受けている。さらに、米国、欧州、日本、スイスで希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)指定を受けているほか、日本では先駆的医薬品指定を受けている。

Belite Bio創業者・Tom Lin博士のコメント

Belite Bio, Inc.創業者・会長兼CEOのTom Lin博士は、今回の申請について世界中のSTGD1の患者にTinlarebantを届けるための重要な一歩であるとし、「Access Consortiumを通じた申請により、新たに3か国で同時に承認取得を目指します。今後は、各国の規制当局と連携しながら、承認審査に対応してまいります」とコメントしている。

ビライトバイオ株式会社は、米国カリフォルニア州サンディエゴに本社を置くBelite Bio, Inc.(Nasdaq:BLTE)の日本法人として2025年11月に設立された。

  • 社名:ビライトバイオ株式会社(Belite Bio Japan Inc.)
  • 設立:2025年11月
  • 本社所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 16階
  • 業種:第一種医薬品製造販売業
  • 事業内容:日本における医薬品および関連サービスの研究・開発・製造・輸入・販売・流通・マーケティングに関する事業
  • URL:https://belitebio.co.jp

本記事はビライトバイオ株式会社の発表をもとに作成しています。

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