シマダ未来財団が2026年度奨学生30名を決定 交流イベントも開催
東京都渋谷区に拠点を置き島田成年氏が代表理事を務める公益財団法人シマダ未来財団は、2026年度の奨学生を決定した。43校の大学・大学院から集まった184名の応募者のなかから、新規20名と昨年度からの継続生10名の計30名が選出された。あわせて同財団は、10月3日(土)に普及啓発事業の一環として奨学生らによる研究発表などの交流イベントを開催した。

応募状況と選考結果


今年度の募集には、43校の大学・大学院から、人文科学、自然科学、医療、芸術など幅広い専攻分野の学生184名から応募があった。選考委員には東北大学加齢医学研究所教授で脳医学者の瀧靖之氏、東京学芸大学副学長の金子嘉宏氏を迎え、審査の結果として新たに20名が選出された。昨年度からの継続生10名を合わせた計30名が奨学生として決定している。

選考委員の総評と奨学生の研究発表

10月3日(土)に開催された交流会では、参加した奨学生一人ひとりの氏名と研究テーマが発表された。
選考委員の両名からは審査の総評が述べられた。東北大学教授であり大学発スタートアップ企業も立ち上げている瀧靖之氏からは、今年度の応募についてレベルが非常に高く、単なる机上の空論ではなく世の中のニーズに対してどう応えられるかという現実に落とし込まれていたとの評価が寄せられた。また、東京学芸大学副学長の金子嘉宏氏からは「ゲームも研究も難しいからこそ面白い。まずはとにかくやってみること、そして、一緒に進む仲間を見つけてほしい。」との言葉が送られた。
続いて奨学生3名による研究発表が行われた。
- 東京大学大学院 中山瑞生さん「高齢社会における視機能維持のための白内障手術支援ロボットの研究」
- 慶應義塾大学 鈴木我信さん「『見たいだけ』をあきらめない未来へー歳を重ねても、美術と社会参加を楽しめる仕組みをつくる」
- 順天堂大学 中村奨吾さん「和アートセラピーによる高齢者施設利用者の気分変容と交流促進に関する実践研究」
発表後の質疑応答では、他の奨学生からの専門的な質問をはじめ、選考委員からの実用化へ向けた意見や、介護事業を行う企業代表からの実情を交えたフィードバックなど、多角的な視点から議論が交わされた。


交流会参加者の声
参加した学生からは、セミナーを通して高齢を成熟と捉える新たな視点を得たことで社会問題へ多角的に向き合う姿勢が身についたという意見や、普段関われないような人や志を同じくする学生と話ができたことで参加してよかったと感じたという声があった。また、専門家からフィードバックを受けられる機会についての感想も寄せられた。
公益財団法人シマダ未来財団の概要
同財団は、高齢化の課題に対して福祉の枠組みを超えた多様な視点が必要であると考え、奨学金の給付を通して多様な分野の学生が課題に向き合う取り組みへの伴走を目指している。

- 所在地:〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-22-7
- 電話番号:03-6275-2224
- メールアドレス:info@shimada-mirai.org
- 公式ホームページ:https://shimada-mirai.org
本記事は公益財団法人シマダ未来財団の発表をもとに作成。
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