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医療シェルターモデルが、北の大地で鮮烈デビュー。

NTN、移動型独立電源N³ エヌキューブの多目的シェルターモデルを北海道留萌市で披露

CATEGORY: テクノロジー

NTN株式会社の自然エネルギー商品ユニットは、移動型独立電源「N³ エヌキューブ」の多目的シェルターモデル(医療シェルターモデル)を、2026年10月3日に北海道留萌市で開催された「第14回 道の駅まつり in るもい」で披露しました。

この取り組みは、国土交通省北海道開発局および留萌市立病院との連携により実施されたものです。災害時の簡易診療スペースとしての活用を想定した同モデルを用い、留萌市内外からの来場者約250名に医療体験を提供しました。

自然エネルギーを活用する「N³ エヌキューブ」の特長

「N³ エヌキューブ」は、太陽光や風力などの自然エネルギーを動力とし、トラック等で移動できる独立電源です。平時は設置自治体のニーズに応じて倉庫や待合所として機能し、有事には既存インフラに頼らず被災地へ移動して電力を供給します。

本技術をベースにした水循環式自己完結型レストルームモデルは、洗浄水を循環させるため水の補給などのメンテナンスがほぼ不要とされています。一部の軽量型モデルはヘリコプターでの空輸も可能です。2026年7月の熊本地震では、国土交通省の「防災道の駅構想」に基づき関東・近畿・九州の道の駅11カ所に設置されていたトイレモデルが被災地へ移動し、衛生環境を確保したトイレとして機能した実績があります。

国土交通省北海道開発局や留萌市立病院と連携し展示

今回の多目的シェルターモデルは、医療や暑熱対策などの用途に対応する仕様です。毎年全国の9つのブロックが持ち回りで開催する「道の駅まつり」が北海道留萌市で行われるにあたり、留萌市や地域の医療関係者、道の駅を管轄する国土交通省北海道開発局の後押しによって披露が実現しました。

前日に本州からトラックで運ばれたシェルターは、「道の駅るもい」の出展エリアにクレーンで設置されました。早朝からは留萌市立病院の医療関係者や有志が準備や設営を行い、医療機器の搬入などを実施しました。また、並行して留萌市文化センターで開催されたシンポジウム会場の企業ブースでも、パネル展示や映像上映が行われました。

医療シェルターモデルの設備と関係者の声

医療シェルターモデルは、3〜4人ほどの医療関係者が診察可能なスペースを備え、中央にベッドを配置しているほか、ネット環境を通じて遠隔医療を実現する設備を有しています。

デモンストレーションにあたり、留萌市立病院の高橋文彦院長は「生活習慣病予防」「早期発見の難しい膵がんをはじめ、がん予防への意識啓発」「脳梗塞リスクも招く睡眠時無呼吸症候群への気づき」を重視したとし、電気があってこそ医療機器が稼働するため、こうした施設は重要であると述べています。

また、会場を訪れた留萌市長の益田克己氏は、指先をかざすだけで健康状態がわかる体験施設を新鮮だと評し、非常時でも医療が受けられる体制につなげたい旨を語りました。当日は終了までに約250人が施設を体験しました。

今後の展望

NTNは今後、多目的シェルターとしての展開として、災害発生時の人と伴侶動物(ペット)の命を守る取り組みや、多様な機会を創出して平時と有事をつなぐシェルターモデルとしての活用を予定しています。

同社は国土交通省の「防災道の駅構想」をはじめとする産官連携を基盤としながら、医療機関・自治体・大学との産官医連携プロジェクトとして地域防災インフラの提案を進めるとしています。

会社概要

  • 会社名:NTN株式会社
  • 所在地:〒530-0005 大阪市北区中之島3丁目6番32号 ダイビル本館
  • 創業:1918年3月
  • 事業内容:軸受、ドライブシャフト、精密機器商品等の製造及び販売

本記事はNTN株式会社の発表をもとに作成されています。

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