シャープ、デザイン展に初出展し木洩れ日の標本を初公開へ
シャープは、2026年10月30日(金)から11月8日(日)まで東京・六本木のAXIS Galleryで開催されるデザイン展「Industrial Romanticism 2」に初出展する。日本のインハウスデザイナーによるコンセプトモデルの展覧会であり、会場ではテクスチャーディスプレイ技術とテレビ「AQUOS」に使われるミリ波センサー技術を組み合わせたプロトタイプ「木洩れ日の標本」を初公開する。同展にはシャープを含めて計8社が参加する予定となっている。
展示作品「木洩れ日の標本」の特徴
初公開されるプロトタイプ「木洩れ日の標本」は、街路に落ちる木洩日をタイルごと持ち帰り、標本にしたような作品として制作された。暮らしのなかで出会う現象や造形から生まれる感動を形にすることを目指し、木洩日のみを映し出すディスプレイとなっている。鑑賞者の動きに呼応して、映し出される木洩れ日がわずかに表情を変える仕掛けが施されている。

本作品には、画面オフ時には壁紙や木目調などのインテリアに溶け込む模様となり、オンにすると映像や情報を表示できる透過型などの次世代ディスプレイ技術である「テクスチャーディスプレイ技術」が用いられている。さらに、電磁波を用いて人の位置や微小な動きを検知し、テレビの自動省エネや視聴最適化を行うミリ波センサー技術を組み合わせた。ディスプレイを単に多様な情報を表示するものとしてではなく、時間の流れや周囲の気配を感じ取るための装置として捉え直している。
制作を手掛けた参加デザイナー


本作品の制作には、シャープのインハウスデザイナー2名が携わっている。
古井 翔真は2020年にシャープへ入社し、物流ロボットのプロダクトやサービスデザインに携わった後、担当製品でグッドデザイン賞を受賞した。現在はテレビ「AQUOS」のデザインを担当するほか、「シャープデザインのまなざし展」での企画・ディレクションや、個人活動としてサローネサテリテ出展、照明ブランドKUMOのデザイン・ディレクションを手がけている。
山本 莉沙は筑波大学大学院 感性認知脳科学専攻 修士課程修了後、2021年にシャープへ入社した。IoT製品やスマートフォン「AQUOS」のUI/UXデザインを担当してグッドデザイン賞を受賞しており、現在は通信事業領域を中心としたデザイン開発や、暮らしのなかの課題探索およびリサーチを起点とした先行開発に取り組んでいる。
「Industrial Romanticism 2」(インダストリアルロマンティシズム2)は、日本企業のインハウスデザイナーが未発表のプロトタイプやコンセプトモデルを通じ、企業らしさやデザイン哲学、個人の夢やロマンを社会に問いかける展覧会である。2025年秋の第1回に続き、今回で2回目の開催となる。製品紹介や技術進化の提示にとどまらず、デザイナーの純粋な夢から未来の可能性を探る場と位置づけられている。
展覧会の詳細は以下の通り。
- 会期:2026年10月30日(金)~11月8日(日)
- 時間:11:00~20:00(最終日は17:00まで)
- 会場:AXIS Gallery(東京都港区六本木5-17-1 アクシスビル4F)
- 入場方法:無料・予約不要
- 共催:Industrial Romanticism展実行委員会、株式会社アクシス
- 参加企業(8社):シャープ株式会社、ソニーグループ株式会社、TOTO株式会社、パナソニック株式会社、富士フイルム株式会社、株式会社ポーラ、三菱電機株式会社、ヤマハ株式会社
- URL:https://www.axismag.jp/axis_forum/723454.html
会期中には、シャープのデザイナーが参加する要申込のイベントも予定されている。11月4日(水)18:00~20:00に「スチューデントナイト!」が、11月7日(土)18:00~19:30に「次世代デザイナーが夢見るインハウスデザインのこれから」が開催される予定で、参加申込は専用リンク(https://roman2.peatix.com/)にて受け付けている。

本記事はシャープ株式会社の発表をもとに作成。
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