NEXTES、水冷式蓄電池NXシリーズ展開 コンテナ型とキャビネット型
株式会社NEXTESは、水冷式蓄電池の製品群を「NXシリーズ」として展開することを発表した。大容量用途に対応する13ftコンテナ型「NX-CE007」と、狭い用地や限られた搬入経路に対応するキャビネット型「NX-CE009」の2製品をラインアップしている。独自の電池制御技術を活用し、再生可能エネルギーの有効活用と電力の安定供給を支える。
水冷式採用による大容量化と温度管理の安定
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、発電した電力を蓄えて需給を調整する系統用蓄電池の重要性が高まっている。蓄電池の大容量化が進む中で冷却技術が求められており、同シリーズでは冷却液を循環させて熱を取り除く水冷式を採用した。
水冷式は、空冷式のように空気の流路を広く確保する必要がないため、筐体内のスペースを有効に活用できる。これにより、電池の温度を安定して管理しながら、コンパクトな設計と大容量化を両立させている。
13ftコンテナ型「NX-CE007」の特徴と実績
13ftコンテナ型電池システムのNX-CE007は、公称容量2,315kWhを備える。日本の設置環境に配慮し、大容量を確保しつつ国内での輸送や搬入、設置がしやすいサイズに抑えられている。すでに販売と設置が進められており、合計で約90MWhの導入実績がある。系統用蓄電所のほか、太陽光発電への併設にも対応する。

保守性の面ではコンテナの2面にドアを設けて点検作業を容易にしているほか、国際安全規格「IEC 62933-5-2」に基づく適合評価試験を完了し、セキュリティ適合ラベル「JC-STAR★1」(レベル1)を取得している。

狭小地に対応するキャビネット型「NX-CE009」
キャビネット型電池システムのNX-CE009は、大型コンテナの搬入や設置が難しい場所に向けて開発された。公称容量は385.8kWhで、水冷式を採用することでコンパクトな筐体を実現している。
設置スペースや敷地の形状に合わせて複数台を柔軟に配置できるため、既存設備を避けたレイアウトや必要容量に応じた構成が可能となっている。ラック部分にはNX-CE007と同様の安全設計が採用されており、こちらも「JC-STAR★1」(レベル1)の適合ラベルを取得している。
株式会社NEXTESについて
株式会社NEXTES(旧NExT-e Solutions株式会社)は、代表取締役の井上真壮氏が率いる蓄電池システム開発企業。リチウムイオン電池の次世代バッテリーマネジメントシステム(BMS)や蓄電池システムの設計・開発・製造・販売、アグリゲーター事業などを手がけている。
- 本社所在地:東京都世田谷区若林一丁目18番10号 京阪世田谷ビル6F
- 設立:2008年5月8日
- 公式サイト:https://www.nextes.jp/
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