株式会社セルフプラス、脱WordPress移行代行のCMS付きプランを提供開始
株式会社セルフプラスは2026年10月22日、企業のWordPressサイトをPHPを使わないCMSへ移行する「脱WordPress移行代行」において、「CMS付きプラン」の提供を開始した。移行後も社内の担当者がブラウザの管理画面から、お知らせ・ブログとあらかじめ決めた固定ページの文章・画像を更新できる環境を構築する。Cloudflare上で動くアプリとして構築され、静的なHTMLファイルを配信する通常プランとは異なる構成および更新方法を提供する。
提供プランの概要と支援内容
新たに提供されるCMS付きプランでは、CMS「EmDash」を用いた管理画面の構築をはじめ、ログイン設定、更新箇所の設定、WordPressの投稿データの取り込み、変更前後のURLに関する301転送、日本語の使い方マニュアルの用意が含まれる。利用企業の画面上でお知らせを1本公開するまでの案内も実施される。
本プランはPHPを使わない構成へ移行した後も、CMS本体やアカウントなどの管理が必要となる。そのため、株式会社セルフプラスは月額支援として動作の点検、EmDash本体やCloudflareの変更への対応、操作に関する質問への回答などを有料で提供する。サイトのURLをもとにページ数やフォーム数などを整理した棚卸し表と見積もりは無料で提示され、利用状況に応じて通常プランとの適正な構成が案内される。
背景にあるPHPの脆弱性と運用課題
提供開始の前日である2026年10月21日、PHPのセキュリティチームは深刻度criticalの脆弱性2件を修正するバージョンを公開した。修正版は8.2系が8.2.35、8.3系が8.3.36、8.4系が8.4.27、8.5系が8.5.12となっており、報道やセキュリティ企業では「php2shell」と呼ばれている。
この公表はPHP自体に関するものであり、WordPress本体の公表とは区別して対応を確認する必要がある。WordPressで運用を続ける場合には、自社や保守会社、サーバー会社との間でサーバーのPHP、WordPress本体、プラグインやテーマの更新情報や互換性、保守契約範囲を定期的に確認することが求められる。なお、同社が提供するShopifyカスタムアプリや自社サイトはPHPを使用しておらず、今回の脆弱性の影響は受けないとしている。
静的サイト移行に伴う運用の変化
WordPressでサイト運用を継続する場合、PHPとデータベースによってページが生成されるため、PHP本体やプラグイン、テーマなどの継続的な更新が不可欠となる。一方、静的サイトやPHPを用いない構成へ移行した場合、配信サーバー上でPHPを動作させないためPHPの脆弱性は該当しなくなる。
ただし、静的サイトへ移行した後もドメインやDNS、サーバーやリポジトリのアカウント、二段階認証、外部フォームサービスなどの管理は引き続き必要となる。同社は、不正アクセスのリスクはあらゆるサイトに存在することを挙げたうえで、現在の機能と更新方法を確認したうえで運用の継続か移行かを判断すべきだとしている。
会社概要
- 会社名:株式会社セルフプラス
- 代表者:代表取締役 黒岩俊児
- 所在地:〒179-0074 東京都練馬区春日町6-8-5
- 設立:2015年9月11日
- 認定:Shopify Plus Partner/App Unity
本記事は株式会社セルフプラスの発表をもとに作成。
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