叡啓大学の学生チームがTORAbizで最優秀賞 新人ドライバー支援AIを提案
広島市中区にある叡啓大学(学長 有信睦弘)の2年生4人による「チームえいけい」が、広島トラック業界ビジネスコンテスト「TORAbiz」で最優秀賞を受賞した。
提案されたのは、新人トラックドライバーを支援するAIサービス「SOBANI」で、現場取材を重ねて課題を掘り下げ、実現可能性まで見据えた点が高く評価された。
現場取材を通じて物流業界の課題を深掘り
受賞したのは、渡辺蒼空さん、奥平陽向さん、大石初音さん、植月杏さんの4人。学生たちは大学の授業「体験・実践プログラム(国内インターンシップ)」において有限会社S-Produceでのインターンシップに参加し、その活動の一環として「トラックドライバーを笑顔にする」というテーマを掲げるTORAbizへ挑戦した。
提案にあたり、広島・岡山をはじめとする中国地方で小口配送やチャーター便、営業倉庫・物流センター事業を展開する株式会社脇地運送を訪問。ドライバーや関係者への取材を通じ、新人ドライバーが初めての配送先で戸惑う状況や、ベテランドライバーが通常業務と新人指導を両立させている実態を把握した。インターネット上の情報だけでなく、実際の現場の声に触れたことが、実務で求められる支援策を検討する契機となった。
新人ドライバーを支援するAIサービス「SOBANI」
現場取材で明らかになった新人ドライバーの不安やベテランドライバーの指導負担を解消するため、チームはAIサービス「SOBANI」を考案した。
同サービスは、運転中や業務中に生じた疑問を音声で相談できる仕組みを備えている。ベテランドライバーの知識や経験を共有することで、新人が必要な情報を得られるよう支援し、業務の効率化とドライバーの精神的な負担軽減を目指している。
具体的な運用を見据えたプレゼンテーションと成果
コンテストのプレゼンテーションでは、AIに相談する場面の実演を交えてサービスの仕組みを説明した。さらに料金設定や費用対効果についても提示し、導入後の具体的な活用イメージを伝えた。
メンバーは「物流について詳しい状態で始めたわけではなかったが、現場の方々への取材や周囲との対話を重ねることで提案を形にできた」と振り返っている。課題の背景や関係者の立場を理解しながら解決策を考え、多様な意見を取り入れて提案をまとめる経験は、今後のPBLや卒業プロジェクトにもつながる成果となった。

本記事は広島県公立大学法人 叡啓大学の発表をもとに作成しています。 叡啓大学ウェブサイト:https://www.eikei.ac.jp
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