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【LINE Taiwan】「LINE CONVERGE 2026」を開催

台湾のLINE、AI組み込みや詐欺対策強化などの新方針を発表

CATEGORY: テクノロジー

LINEヤフー株式会社の子会社であるLINE Taiwan Limitedは、2026年10月13日に台湾で開催した年次事業戦略説明会「LINE CONVERGE 2026」で、「Connect the Next」をテーマに今後のサービス展開を発表しました。「LINE」のサービス開始から15周年を迎えるなか、「Life on LINE with AI」を今後の方向性に掲げ、既存サービスへのAIエージェントの組み込みなどを進める方針です。

あわせて主要タブの刷新や「LINE Premium」の新機能、通信環境が制限された状況で主要機能を維持する「ネットワーク制限モード」の開発、アカウントの安全性を高める取り組みなどが発表されました。さらに、台湾の行政院詐欺対策指揮センターと詐欺対策に関する協力覚書(MOU)を締結し、官民連携を強化します。なお、本発表はLINE Taiwanが台湾市場向けに発表した内容です。

台湾での利用実績と企業向けAIエージェントの導入計画

台湾における利用状況として、音声通話とビデオ通話は1日平均2.6回発信され、それぞれの通話時間は20.2分超、23.5分超となっています。また、「LINEオープンチャット」の月間アクティブユーザー数は1,350万人、月間アクティブトークルーム数は45万に達しています。

法人向けサービスでは「LINE公式アカウント」において、2027年第1四半期(2027年1月〜3月)に「AIエージェントプラットフォーム」を提供することを目標として掲げました。企業やブランドがLINE公式アカウント内で専用のAIエージェントを構築できるようにする計画です。なお、この取り組みは台湾市場向けのものであり、日本国内で提供している「LINE公式アカウント」の今後のロードマップとは異なります。

通信環境が制限された状況に備える取り組みとして、「ネットワーク制限モード」が開発されました。テキストメッセージの送受信、友だちの管理、安否通知などの主要機能を優先的に維持し、重要な情報をできる限り届けることを目指します。

また、アカウントの安全性を高めるため、以下の3つの機能を提供する予定です。

  • パスキー(Passkey):事前に設定することで、機種変更や再ログイン時に端末の生体認証(指紋認証や顔認証など)で本人確認を行えるようにし、パスワード入力やSMS認証コードの受信を不要にします。
  • 「再ログイン」の仕組み改善:電話番号とパスワード、または連携済みのAppleやGoogleアカウントなどを使って認証することで、ユーザーが自身でアカウントを復旧できる可能性を高めます。
  • アカウント設定チェック:設定画面でアカウントの安全性を赤・黄・緑の3色で示し、追加で必要な設定を確認しやすくします。

行政院詐欺対策指揮センターとのMOU締結による詐欺対策

LINE Taiwanは、台湾の行政院(日本の内閣に相当)詐欺対策指揮センターと詐欺対策に関する協力覚書(MOU)を締結しました。これまでにも政府や通信事業者、Taiwan Network Information Center(台湾ネットワークインフォメーションセンター、TWNIC)などと連携し、15万件を超える詐欺関連アカウントへの対応や、関係機関との協力によるフィッシングサイトの24時間以内削除などを進めています。

説明会に出席した同センターのSawyer Mars(馬士元)指揮官は、詐欺対策には官民連携が欠かせないとし、警察当局やデジタル発展部を含めた連携を評価しました。

主要タブの刷新と「LINE Premium」の新機能追加

「ホーム」「トーク」「Discover」「TODAY」「ウォレット」の主要タブについて順次アップデートが進められます。「LINE TODAY」では表示モードの追加やAIによるリアルタイム翻訳機能、「ホーム」では予定や注目の話題を整理して表示する機能などが紹介されました。

2026年3月に開始したサブスクリプションサービス「LINE Premium」では、2026年第4四半期(2026年10月〜12月)から2027年上半期(2027年1月〜6月)にかけて、以下の6つの新機能が順次提供される予定です。

  • メッセージの編集
  • 通知音を鳴らさずに送信するサイレントメッセージ
  • 通話の録音・録画
  • メッセージの予約送信
  • 既読を付けないプレビュー
  • 後で既読にする機能

トークルーム内では、質問への回答、グループメンバーのタスク整理とノートへの登録、イベント情報の抽出と「LINEカレンダー」への追加、写真の分類とアルバムへの追加などをAIエージェントが支援する構想が発表されました。「LINE AI FRIENDS」との会話を含め、台湾での導入時期は今後の計画に応じて発表される予定です。

生活関連サービスにおいては「食べる」「遊ぶ」「買う」の3領域に注力し、レストランの提案・予約、買い物やギフトの提案、商品分析、特典情報の提供や価格比較、旅行・レジャーの提案などを「LINE」上で行えるよう目指します。

LINE TaiwanのRoger Chen(陳立人)CEOは、エージェンティックAIを既存サービスにシームレスに組み込み、ユーザーが使い慣れたLINEで気軽にタスクを依頼してAIに任せられる環境を目指すと述べています。

本記事はLINE Taiwanの発表をもとに作成。

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