CIC Japan、GSE2026でO-NexusをPRしセッション登壇
東京都港区に本社を置きデニース・メドリンカがCEOを務めるCIC Japanは、2026年10月5日(月)~7日(水)に大阪で開催された「Global Startup EXPO 2026(GSE2026)」において、スポンサーとして参画した日本生命保険相互会社(以下「日本生命」)によるブース出展に協力しました。両社が共同で運営する大阪・中之島のライフサイエンス・イノベーション拠点「O-Nexus」のPRを行ったほか、CIC関係者によるセッション登壇やサイドイベントを実施しました。会場では国内外のスタートアップ、企業、投資家、大学・研究機関など多様なステークホルダーとの交流や意見交換が行われました。

10月6日(火)には、CIC Catalyst APACディレクターの加々美綾乃が「バイオ・ライフサイエンス関連産業クラスター形成に向けて」と題したセッションにモデレーターとして登壇しました。
このセッションでは、Nakanoshima Qrossを中心に国内外の製薬企業、投資家、大学・研究機関、スタートアップなどが集うグローバルなライフサイエンス・エコシステムの構築について議論が交わされました。日本発の優れたサイエンスを世界で通用するビジネスへとつなげるためには、研究開発の段階から規制対応や医療現場のニーズを見据え、早期に事業化を見据えた設計を行うことの重要性が語られました。また、ボストンに見られるオープンな対話や相互支援の文化に触れつつ、Nakanoshima Qrossが目指す研究開発から事業化までをワンストップで支援する体制が紹介されたほか、日本が抱える超高齢社会という課題を医療イノベーションの機会と捉え、国境やセクターを越えた連携を通じて社会課題の解決につながる産業を育てる重要性が示されました。

続いて、CIC(Cambridge Innovation Center)創業者兼エグゼクティブ・チェアマンのティム・ロウが、「『ハブ』のその先へ:スタートアップが成長・飛躍できるエコシステムをどうつくるか?」をテーマとするセッションに登壇しました。
パネルディスカッションでは日本のスタートアップがグローバルで成功するためのエコシステムのあり方が話し合われ、技術を持つ研究者とビジネス人材をつなぐコミュニティの必要性や、創業当初からの世界展開を見据えた事業設計、外国籍人材や女性といった多様な人材の参画が挙げられました。さらに、「Made in Japan」への信頼を強みとしてAIなどの新技術と掛け合わせる可能性や、人手不足とヒューマノイドロボット、AIを組み合わせた領域など、社会課題をイノベーションにつなげる視点が示されました。ボストンのMassRoboticsやフランスのStation Fなど海外エコシステムとの連携や、ディープテック分野における国際協力の重要性についても議論が及びました。
O-Nexusでのサイドイベント開催と今後の展望


会期最終日の10月7日(水)には、大阪・中之島の拠点においてサイドイベント「O-Nexus Wednesday Special Edition」が実施されました。「O-Nexus Wednesday Special EditionWhy Life Science, Why Now?― 日本発ライフサイエンス・イノベーションを世界へ」と題したトークセッションには、CIC Japan会長の梅澤高明と楽天メディカル株式会社代表取締役社長の小玉裕之氏が登壇しました。
セッションでは「日本発のバイオイノベーションを世界へつなぐために必要な戦略とエコシステム」をテーマに、楽天メディカル株式会社が取り組む「アルミノックス治療(光免疫療法)」の事例が紹介されました。2013年の技術との出会いを起点としたグローバル治験やライセンス取得、日本で世界初の承認を取得するまでの歩みが語られ、国内ライフサイエンス産業の課題と可能性が共有されました。CIC Japanは今後もグローバルなネットワークと国内エコシステムをつなぎ、ライフサイエンス領域の挑戦を支援していく姿勢を示しています。
参画組織・施設の概要
- CIC Japan合同会社:世界5カ国11拠点でイノベーション・キャンパスを運営するCICの日本法人。国内では「CIC Tokyo」「CIC Fukuoka」に加えライフサイエンス特化型キャンパス「O-Nexus」の3拠点を運営し、24時間365日利用可能な共有ワークスペースや支援プログラムを提供している(URL:https://jp.cic.com/)。
- O-Nexus(オーネクサス):日本国内3拠点目となるO-Nexus(Osaka Life Science Nexus by Nippon Life and CIC)は、大阪・中之島の未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」内に約3,100平米を有するキャンパス。日本生命保険相互会社とCICの共同プロジェクトとして運営されている(URL:https://www.o-nexus.jp/)。
- 日本生命保険相互会社:生命保険事業を展開し、Nakanoshima Qrossにおけるヘルスケア領域の価値創出やエコシステム形成に向けアライアンスを推進している(URL:https://www.nissay.co.jp/)。
本記事はCIC Japanの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



