首都圏の中古マンション成約平方メートル 単価が1990年10月の水準を下回る。「ドクターアセット」が1.売り出し中2.販売終了3.値下げ物件を地図で可視化、価格の見極めをサポート
エステートテクノロジーズ、ドクターアセットの物件検索を刷新 販売終了物件も表示へ CATEGORY: テクノロジー
エステートテクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:澤 博史)は2026年10月、一般向け不動産情報サイト「ドクターアセット」の物件検索を刷新しました。検討している物件の周辺について、売り出し中の物件だけでなく販売が終了した物件まで地図と一覧で確認できるようになりました。
一般的な不動産情報サイトでは売り出し中の物件のみが掲載される傾向にありましたが、首都圏の中古マンション市場で成約価格と売り出し価格の乖離が広がるなか、住まいを売買する人が価格の妥当性を自ら確認できる環境の提供を目指します。

成約価格下落と金利上昇で変化する中古マンション市場
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の公表データによると、首都圏の中古マンション市場では成約㎡単価が2020年5月から72か月にわたり前年同月比プラスを継続していたものの、2026年5月に下落へ転じました。2026年9月は前年同月比マイナス4.8%と5か月連続で下落し、単価は81.07万円/㎡と1990年10月の83.50万円/㎡を下回る水準が続いています。成約件数は前年同月比マイナス22.7%と6か月連続で減少した一方、在庫件数は前年同月比プラス15.1%と7か月連続で増加しました。
売り出し側の価格指標は上昇を続けており、2026年9月の在庫㎡単価は119.97万円/㎡で26か月連続、新規登録㎡単価は118.01万円/㎡で29か月連続の上昇となっています。売り出し側の水準が成約実勢を5割近く上回る状況にあります。
借入環境においても、日本銀行が2026年9月18日に政策金利を1.0%程度から1.25%程度へ引き上げたほか、住宅金融支援機構が2026年10月1日に公表した「フラット35」の10月適用金利は年3.830%と3か月連続で上昇し、現行制度で過去最高を記録しています。
掲載期間が長期化する東京都のデータ傾向
エステートテクノロジーズが収集した不動産流通データ(基準時点:2026年7月31日、母集団:築10〜30年・専有面積30〜150㎡・所有権の中古マンション)によると、売り出しから掲載終了までの日数は直近1年(2025年8月〜2026年7月)と前年同期の比較で長期化が見られました。なお、掲載終了には成約のほか掲載期限の終了や取り下げも含まれます。
各都県における掲載日数の推移は以下の通りです。
- 東京都:77.5日 → 94.0日(約21%の長期化)
- 神奈川県:98.0日 → 112.0日(約14%)
- 千葉県:107.0日 → 117.0日(約9%)
- 埼玉県:108.8日 → 113.8日(約5%)
東日本レインズによると、本集計基準時点の翌月である2026年8月には東京都区部の成約㎡単価が2020年4月以来76か月ぶりに下落へ転じ、9月も2か月連続で下落しました。
刷新された「ドクターアセット」の物件検索では、販売中の物件に加え、周辺の販売終了物件も地図と一覧に表示されます。表示の切り替え機能や、専有面積と㎡単価の表示、販売中・販売終了・値下げを色で判別する機能などを備えています。物件詳細ページでは、同じ建物の過去の売り出し履歴(価格・㎡単価・所在階)や、周辺の似た条件の住戸との分布比較、周辺での販売終了・値下げ状況を確認できます。
同社は今後、今回提供した周辺事例のマップ表示機能を法人向け「AI価格査定」にも事業者向けに拡張して搭載する予定です。AI価格査定が算出した推定価格と周辺事例の重ね合わせや、査定価格の根拠となる事例の選択・出力、条件に応じた過去の価格推移の可視化などを検討しており、現時点では提供前の予定機能としています。
- 会社名:エステートテクノロジーズ株式会社
- 代表者:代表取締役CEO 澤 博史
- 所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-21-6 プラザF1ビル 9階
- 設立:2019年3月13日
- 資本金:699,800,150円
- 事業内容:ビッグデータ、AI技術を用いた不動産仲介・開発、IT技術と不動産ノウハウを用いた情報システムの設計、開発、コンサルティング
本記事はエステートテクノロジーズ株式会社の発表、ならびに公益財団法人東日本不動産流通機構および住宅金融支援機構の公表情報をもとに作成しました。
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