Blue OfficeがAIプロンプトや定型文を共有するPasteSyncを提供開始
東京都中央区に本社を置くBlue Office Inc.は、AI プロンプトや問い合わせ対応の定型文をチームで共有し、1クリックで貼り付けられるサービス「PasteSync」をリリースした。改行を含む文章のほか画像やPDFも登録可能で、MacやWindows、スマートフォンなどの端末をまたいで利用できる。公式サイトから無料で利用を開始できる。

端末やアプリを問わず1クリックで定型文を呼び出し
PasteSyncは、メールやチャット、Excelなどの作業画面を開いたまま、ショートカットキー(Macは⌘⇧Space、WindowsはCtrl+Shift+Space)でパネルを呼び出し、登録したテンプレートを1クリックで貼り付けられるサービスだ。スマートフォンではキーボードから呼び出せる仕組みとなっている。

クリップボードの履歴も端末間で同期され、Macでコピーした文章をiPhoneやAndroidで貼り付けることも可能だ。ChatGPT、Claude、Gemini、Copilotといった各種AIサービスに対応している。
文章だけでなく、角印や認印などの電子印鑑、署名の画像、サービス案内や料金表のPDFもテンプレートとして保存できる。これにより、Excelで作成した請求書に角印の画像を直接貼り付けるといった操作が行える。


作成したテンプレートは「ボード」と呼ばれる単位で管理し、チームメンバーを招待して共有できる。ボードごとにオーナー、編集者、閲覧者の権限を設定でき、内容を修正した場合は全員の手元にあるデータが自動で最新化される。
サービス内には、43種類のAI プロンプトをはじめ、問い合わせ対応、営業、採用、請求など、計147種類の公式テンプレートが無料で公開されている。税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、弁護士といった士業事務所向けには、顧問先や依頼者への案内文とAI プロンプトをまとめたテンプレートも用意された。
また、GmailやOutlookの送信済みメール、ChatGPT、Claude、Geminiの履歴を読み込み、繰り返し使用されている文面やプロンプトを検出してテンプレート候補を自動生成する機能も備える。候補となった文面は、AIによってタイトル付けや統合、差し込み項目への置き換えが行われる。

生成AI活用の属人化解消を目指す
同社によると、生成AIの業務活用が進む一方で、ノウハウ不足や社員間の使いこなし格差が課題となっている。帝国データバンクが2026年3月に発表した「生成 AI に関する企業の動向調査」では、企業の活用率は34.5%(中小企業は32.4%)となった一方、課題として「専門人材・ノウハウ不足」(41.3%)や「使いこなし格差の拡大」(18.8%)が挙げられている。
さらに商工中金の2026年1月調査「中小企業の生成 AI の利用にかかる調査」では、中小企業の64.9%が「会社での導入はなく、使用は個人の判断に任せている」と回答している。効果的なプロンプトや顧客対応文が個人の手元に埋もれる課題に対し、同社は文面をチームの資産として共有・活用できる環境を提供するとしている。
料金プランと対応環境

料金体系は税込で以下の通りとなっている。無料のFreeプランはクレジットカード登録不要で利用できる。ProプランおよびTeamプランには7日間の無料体験が用意されている。
- Free: 0 円(ボード 2 つ、1 ボードあたりテンプレート 20 件まで)
- Pro: 月額 1,200 円/年額 12,000 円
- Team: 1 席あたり月額 2,400 円/年額 24,000 円

対応環境は以下の通り。
- Mac、Windows(デスクトップアプリ)
- iPhone、iPad(キーボード)
- Android(キーボード)
- Web ブラウザ( https://pastesync.com )
会社概要
小阪翔が代表を務めるBlue Office Inc.は、東京都中央区銀座一丁目22番11号 銀座大竹ビジデンス 2Fに拠点を置き、BookNotion、PasteSync、GoAlongなどのモバイルアプリやWebサービスの開発・運営を手がけている。
本記事はBlue Office Inc.の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



