システム・アナライズとエレクス、AI駆動開発による大規模基幹システム刷新プロジェクトを共同推進
システム・アナライズとエレクス、AI解析で大規模基幹システムの刷新を共同推進
CATEGORY: テクノロジー
システム・アナライズ株式会社とエレクス株式会社は、AIを活用したシステム解析技術を組み合わせ、約700画面規模の販売管理システムを対象とした大規模基幹システムのモダナイゼーションプロジェクトを共同で推進しています。
本プロジェクトでは、システム・アナライズが要件定義および基本設計を担当し、エレクスがその設計内容をもとに詳細設計以降の工程を担います。両社は役割を分担しながら、AIを活用して保守性や拡張性を備えたWebアプリケーション基盤への一括移行を進めています。
経済産業省が2018年の「DXレポート」で指摘した「2025年の崖」では、レガシーシステムの刷新が進まない場合に年間最大12兆円の経済損失が生じると警鐘が鳴らされました。同レポートで2025年に全体の約6割に達すると予測されていた21年以上稼働する基幹系システムを巡る課題は、2025年を過ぎた現在も解消されていません。
日本企業の基幹システムは、仕様書の未整備や古い技術基盤への依存、改修コストの増加に加え、COBOLをはじめとする技術を扱えるベテラン技術者の退職など深刻な人手不足に直面しています。大規模システムでは仕様把握に膨大な工数がかかることが刷新の障壁となっており、本プロジェクトではこの課題に対してAIの解析能力を活用したアプローチをとっています。
AIを活用した解析と開発の流れ

プロジェクトにおいてエレクスは、AIによる既存ソースコード解析を通じて業務仕様や処理フロー、データ構造を可視化し、ドキュメントが残っていないシステムでも移行の出発点となる仕様情報を体系的に整備しています。さらに、整理された仕様に基づくコード生成やテスト設計など、製造からテストまでの工程にもAIを組み込んでいます。
エレクスがAIによって整理した仕様情報は、システム・アナライズが定義する業務要件と突き合わせて検証されます。業務要件の定義とAI駆動開発のスピードを組み合わせることで、仕様理解にかかる工数を削減しながらシステム移行を進めています。
両社の役割分担
システム・アナライズは、対象業務の分析と要件整理、プロジェクト推進を担当しています。既存システムに蓄積された業務実態を要件として定義し、新基盤が業務に適合しているかを検証するほか、新システムを支える共通基盤の一部についてもAIを活用した自社開発を並行して進めています。
エレクスは、AIを活用した開発の進め方全体を担当しています。既存システムのAI解析からWebアプリケーションへの再構築、テスト設計、品質検証までを一貫して実行し、AI駆動開発の手法そのものを設計しています。
今回の取り組みについて、システム・アナライズのプロジェクトマネージャーである山田 誠は、刷新の成否を分けるのは技術だけでなく業務そのものへの理解であるとし、両社の強みを組み合わせて業務を止めない現実的なモダナイゼーションを支援していく姿勢を示しています。また、エレクスのプロジェクトマネージャーである小鮒 俊太朗は、AI解析によって仕様書がなくても移行の道筋を描ける手法を通じ、日本企業のレガシーシステム刷新という社会課題の解決に貢献していくとしています。
本プロジェクトの概要は以下の通りです。
- 対象業務:販売管理業務
- 対象規模:約700画面
- 主な目的:保守性・拡張性を備えたシステム基盤への移行
- 主な取り組み:AIによる既存システム解析、仕様整理支援、テスト設計支援、Webアプリケーション基盤への再構築
- 担当範囲:システム・アナライズ / 要件定義・基本設計、エレクス / 詳細設計以降(実装・テスト等)
- 移行方針:対象業務領域の一括移行
両社の企業情報は以下の通りです。
システム・アナライズ株式会社
- 所在地:東京都千代田区飯田橋一丁目12番7号 飯田橋センタービル2階
- 代表者:代表取締役 阿部康之
- URL:https://www.sacn.co.jp/
エレクス株式会社
- 所在地:埼玉県さいたま市浦和区高砂2丁目8番3号NTT浦和高砂ビル
- 代表者:代表取締役 鈴木良雄
- URL:https://www.elecs-web.co.jp/
本記事はシステム・アナライズ株式会社およびエレクス株式会社の発表をもとに作成しています。
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