「Privaco」運営のサニーズ、シードラウンドで5,000万円を資金調達
サニーズが5000万円調達、人とAIを一元管理する機能を提供開始
CATEGORY: テクノロジー
国産パスワード管理・アクセス管理サービス「Privaco」を提供するサニーズ株式会社は、HAKOBUNEおよび広島ベンチャーキャピタルを引受先として、5,000万円の資金調達を実施しました。

調達した資金は「Privaco」のプロダクト開発や営業活動、パートナーシップの強化に充てられます。これに合わせて同社は、人間とAIエージェントを同じプラットフォーム上で管理する「AIワークフォース統制」の開発および提供を開始しました。
人とAIエージェントを束ねる「AIワークフォース統制」の特徴
「AIワークフォース統制」は、人間とAIエージェントを同じ組織のワークフォースとして一元管理し、権限設定から実行承認、操作履歴の記録までを担うプラットフォームです。
従業員だけでなくAIエージェントも組織のワークフォースとして登録し、所有者や役割、利用状況を一元管理します。また、AIエージェントごとにアクセス可能なサービスや権限を設定し、サービス上で何をどこまで実行できるかを管理します。

重要な情報へのアクセスや特定操作の実行時には人間による承認を求めるワークフローを設定できるほか、人間とAIエージェントによるアクセスや操作をログとして記録し、誰が、またはどのAIエージェントが、いつ、何を実行したのかを確認できます。
利用料金は1名あたり月額3,980円で、AIエージェントのリクエスト枠2,000件が付帯します。30日間の無料トライアルも提供されています。

資金調達の背景と今後の展開
企業におけるSaaS利用の拡大に伴い、パスワードや認証情報を適切に管理する重要性が高まっています。一方で生成AIの進化により、従来の指示に応じる「AIアシスタント」から、自律的に判断してシステムへアクセスしながら業務を遂行する「AIエージェント」へと役割が変化しつつあります。

同社は、将来的には一人の社員が複数のAIエージェントを活用し、人間とAIエージェントがともに業務を担う時代が到来すると捉えています。そうした環境では、AIエージェントについても所有者やアクセス権限、実行範囲、人間の承認の要否を管理する仕組みが必要になるとし、今回のサービス開発に至りました。
調達資金をもとにプロダクト開発や営業、パートナーシップを強化し、人とエージェントが安全に協働できる新しいアイデンティティ基盤の構築を目指すとしています。
投資家および代表者の見解
出資を行ったHAKOBUNEのFounding Partnerである木村 正博 氏は、AIエージェントが労働力となる未来を見据え、新たなガバナンス基盤が必要になるという市場仮説に共感したとし、長期的な支援を行う姿勢を示しています。
また、株式会社広島ベンチャーキャピタル代表取締役の西岡 賢 氏は、市場の成長性とサニーズの中澤 望 代表取締役の実行力を評価したと述べ、ひろぎんグループとも連携しながら地域企業のセキュリティ対策向上に取り組む考えを示しました。
サニーズ代表取締役の中澤 望 氏は、AIエージェントが業務を実行するなかで適切に管理されなければ企業リスクになりかねないと指摘し、「これまで培ってきた認証・アカウント管理の技術を基盤として、Privacoを人間とAIエージェントを一つのワークフォースとして管理するプラットフォームへ進化させていきます」とコメントしています。
会社概要
- 会社名:サニーズ株式会社(Sunnies Inc.)
- 代表者:中澤 望
- 設立:2024年5月2日
- 所在地:東京都千代田区神田小川町2-4-14 フィールドクレストビル8階
- 資本金:3,000万円(資本準備金含む)
- 事業内容:アカウント情報・アクセス権限を管理するサービスの企画・運営
- 受賞歴:FIN/SUM 2026 インパクトピッチ日経賞(最優秀賞)

本記事はサニーズ株式会社の発表をもとに作成されています。
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