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千葉県一宮町とDX通信 釣ヶ崎海岸で準天頂衛星活用の防災ポール実証実験へ

千葉県一宮町とDX通信株式会社は、東京2020オリンピック・サーフィン競技会場となった釣ヶ崎海岸で、準天頂衛星「みちびき」を活用した津波防災インフラ「防災スマートポール」の実証実験を開始しました。2026年12月末までの期間で運用や機能の検証が行われます。「津波防災の日」(11月5日)を前に、2026年11月2日(月)には記者会見および現地デモンストレーションが実施される予定です。

基地局を経由しないスタンドアローン方式を採用

一般的な防災行政無線は情報を一度基地局に集約してから発信する仕組みのため、基地局の被災や停電、通信の輻輳が生じた際に情報が届かなくなるリスクを抱えています。

釣ヶ崎海岸で導入される「防災スマートポール」は、準天頂衛星「みちびき」のL1S信号(災害・危機管理通報)を、基地局を介さず各スマートポールが直接受信するスタンドアローン方式を採用しています。基地局という単一障害点を経由しない構成により、有事における稼働不能リスクの極端な低減が図られています。

実証実験で検証される主な機能

実証実験は2026年10月末から開始され、2026年12月末まで実施される予定です。主な検証機能として以下の2点が挙げられています。

  • みちびきL1S受信によるスタンドアローン自律発報:既存の通信網や防災行政無線に依存せず、準天頂衛星「みちびき」のL1S信号を直接受信して自動駆動・警報出力
  • 光と音による多段階アラート通知:高輝度パトライト(赤色LED)の点灯・回転による視覚的危険伝達に加え、長距離スピーカーによる音声・警報音の発声

なお、実運用時には自律稼働モジュールとして太陽光パネルの標準構成が想定されていますが、今回の実証では設置されていません。

本実証は一宮町とDX通信株式会社が主催し、株式会社エイト日本技術開発(E・Jホールディングスグループ)、伯東株式会社、アースアイズ株式会社、千葉県サーフィン連盟、一宮町サーフィン業組合、一般社団法人 地域から日本を変えるが協力しています。

11月2日に記者会見と海上でのデモンストレーションを実施

2026年11月2日(月)10:00からは、一宮町庁舎内会議室で記者会見が行われ、終了後に釣ヶ崎海岸へ移動して現地デモンストレーションが実施されます。

当日は、みちびきL1S受信の仕組みの解説や警報放送・パトライトの実演のほか、日頃から海に出ているサーファーの協力を得て、海上からの視認性・聴取性テストや即席インタビューが予定されています。海水浴客やサーファーなどの海岸利用者、港湾関係者、沿岸居住者など、津波発生時に真っ先に危険にさらされるエリアにいる人々へ迅速かつ確実に警報を届けることが目指されています。

実証の成果や検証結果については、2027年年明けを目途に改めて発表される予定です。一宮町での実証は、津波・高潮リスクを抱える他の沿岸自治体に向けた先行モデルとして位置づけられ、視察や問い合わせの受け皿とされます。

実施主体の概要

一宮町(町長:馬淵 昌也)は太平洋に面した約7.5kmの海岸線を有しており、南海トラフ地震等の大規模災害に伴う津波リスクへの備えとして、これまでも防災行政無線の機能強化やドローンを活用した避難広報システムの導入などを進めてきました。

広域Wi-Fi・スマートポール技術の提供を行うDX通信株式会社(代表取締役:杉本 聡)とともに、先進技術を活用した防災基盤の構築に取り組みます。

  • DX通信株式会社
  • 所在地:〒100-6208 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 受付13階
  • URL:https://dxw.jp/

本記事はDX通信株式会社と一宮町の発表をもとに作成されています。

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