大阪市北区の台湾菓子専門店「万華（ばんか）」は2025年1月28日から、台湾の伝統菓子であるパイナップルケーキとエッグタルトを融合させた新商品「鳳梨酥蛋塔（フォンリースーダンター/台湾パインエッグタルト）」の販売を開始する。

台湾パインエッグタルトは、パイナップルケーキのクッキー生地に台湾産パイナップルの酸味のある餡を敷き詰め、その上に濃厚なカスタードフィリングを流し込んで焼き上げた進化系スイーツだ。プレーン、チョコレート、抹茶あずき、ピーナッツもちの4種類が用意されている。

プレーンは台湾産パイナップルの酸味とカスタードが絶妙に調和した上品な味わい、チョコレートは寒い季節にぴったりのリッチな風味が特徴。抹茶あずきは和洋折衷の味わいを楽しめ、ピーナッツもちは香ばしいピーナッツと軽い食感の餅が印象的だ。

台湾パインエッグタルトは万華で毎日丁寧に焼き上げられ、焼きたてを店内で味わえるほか、冷やして食べるとしっとりとした食感に変化し、高級洋菓子のような味わいが楽しめるという。

万華は2021年11月に大阪・天神橋筋商店街の入り口にオープンした台湾菓子専門店。築80年の古民家を改装した店内は、昔の台湾にタイムスリップしたような雰囲気が特徴だ。台湾の文化や伝統を日本に伝えるべく、より良いサービスと商品開発に取り組んでいる。

万華を運営するグレイス株式会社は「台湾と日本の虹橋へ」をキャッチフレーズに、食を通じて台湾の魅力を日本に伝える活動を行っており、2022年には台湾交通部観光局から「観光貢献賞」を受賞している。2025年のスローガンは「Together 2025」。台湾の食を通じて人々が集い、相互理解を深めることで社会の結びつきを強化していく考えだ。