bajjiが業務システム等をAIネイティブで再構築するAIリビルドを提供開始
東京都に本社を置く株式会社bajjiは、長年運用されてきた業務システムやWebサービスをAIネイティブで再構築する新サービス「AIリビルド(AI Rebuild)」の提供を開始しました。
同サービスは、仕様や業務知識、データ、操作性を受け継ぎながら、複雑化したコードや実装構造を再設計するものです。AIによる攻撃に備えるとともに、保守・運用の負担を軽減し、新規開発のための余力を創出することを目指しています。
改修を重ねたシステムは、使われていない経路や複雑な例外処理、担当者依存の仕様が残ることで、攻撃リスクや変更時の影響が把握しにくくなる課題を抱えています。さらに、こうした複雑さが開発予算をシステムの維持作業に縛り付け、新機能やAI活用への投資が後回しになる要因となっていました。
AIリビルドでは、攻撃者がAIを用いることを前提とし、不要な経路や複雑化した実装構造を見直します。稼働中システムの業務や仕様を出発点とすることで要件定義のやり直しによる手戻りを抑え、既存チームの知識を生かしながら人とAIが安全に変更・検証を行える開発運用への移行を支援します。
段階的な移行プロセス
本サービスでは、現行システムの運用を続けながら並行して構築を行い、機能単位で切り替えを進めます。
- 診断・仕様抽出(Phase 0/目安1か月)
コード、データ、運用を読み解き、97種類の攻撃手口に基づく診断で攻撃面を可視化します。保守工数の内訳や継続運用のリスクとコストを整理し、再構築の適否や対象範囲を確認します。なお、「現行維持が最適」という判断も成果に含まれ、再構築に進まない場合も攻撃面の地図や保守工数の内訳などの情報が提供されます。
- 並行構築(目安半年〜1年)
現行システムは既存チームが運用を継続し、bajjiが新システムを並行して構築します。
- 差分検証と機能単位の切替
新旧システムに同一の入力を与える差分検証や受け入れテストを実施し、業務への影響を抑えながら段階的に切り替えます。切替時の条件はPhase 0で整理されます。
- 引き渡し・継承
リリース後は既存チームが新システムの運用主体となり、bajjiはチームが新たな基盤を引き継いでAIで保守・改善を続けられるよう支援を行います。
提供されるAIネイティブ基盤と想定導入先
bajjiが定義する「AIネイティブ」はコード生成にとどまらず、仕様、設計、テスト、変更履歴を人とAIが参照でき、変更を自動検証できる開発運用を指します。再構築後は、人とAIが読める仕様・設計情報、受け入れテストと差分検証、変更時の自動チェック、判断の記録と仕様更新という4つの仕組みが動く状態で引き渡されます。
本サービスは、10年以上運用され年商数十億円規模の事業を支えるシステムや、改修の影響が読めず仕様の把握が属人化しているシステム、維持予算が固定化し大規模な再構築に踏み出せない企業などを対象として想定しています。
代表取締役の小林慎和氏は、既存システムに蓄積された業務知識は企業の資産であるとした上で、「私たちが作り直すのは、その資産ではなく、資産を支える仕組みです。複雑さを減らし、開発の力を新しい価値へ向ける。AIリビルドは、既存チームを置き換えるのではなく、既存チームが次の10年を担える基盤を届けるサービスです」と述べています。
提供概要
- サービス名:AIリビルド(AI Rebuild)
- 提供開始日:2026年3月より提供開始済み
- 提供内容:診断・仕様抽出、並行構築、差分検証と機能単位の切替、引き渡し・継承
- 申し込み単位:診断のみのご依頼も可能。再構築の範囲と条件は診断結果をもとに個別にご提案
- 費用:対象範囲と規模に応じて個別見積もり(初回相談は無料)
- サービス詳細・相談窓口:https://corp.bajji.life/ai-rebuild/
本記事は株式会社bajjiの発表をもとに作成されています。
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