Dellows News

【医療・ウェアラブルデバイス開発の高速化】ペルノックス、生体電極の「ペースト・印刷利用」と「フィルム・即利用」の違いを整理した技術選定ガイドを無料公開

ペルノックスが生体電極材料のホワイトペーパー刷新、選定や試作支援の情報を拡充

CATEGORY: ビジネス

エポキシやウレタンなどの機能性材料を手がけるペルノックス株式会社(本社:神奈川県秦野市、代表取締役社長:奥村辰也)は、2026年10月16日、生体電極フィルム「SilkyLink® MFX-1100」とスクリーン印刷用の銀/塩化銀(Ag/AgCl)ペースト「Peltron® K-398Xシリーズ」に関するホワイトペーパーを刷新し、公開および無料提供を開始した。

医療機器やウェアラブルデバイスの開発者に向けた資料となっており、製品の特徴や代表特性のほか、用途ごとの検討ポイントやフィルムとペーストの使い分け、サンプル評価および技術相談の流れが整理されている。心電(ECG/EKG)、脳波(EEG)、表面筋電(surface EMG)などの生体信号計測や、印刷型参照電極といった電気化学センサーを検討する開発者や調達担当者の材料選定を支援する内容となっている。

試作・評価と材料選定を支える情報構成

予防医療や在宅モニタリング、ウェアラブルデバイスの開発では、信号特性に加えて装着部位への追従性、電極形成工程、材料の調達方法も検討が必要となる。また、印刷型参照電極や電気化学センサーにおいては、電極形状や材料構成、測定条件に応じた評価が重要とされる。

刷新されたホワイトペーパーでは、どの材料をどの開発段階で検討するかを判断しやすいよう構成されている。電極形成工程の負担や曲面への実装といった課題と材料の特徴を結び付けて解説するほか、代表特性、用途の検討例、取り扱い上の注意点、評価サポートの流れがまとめられている。

薄く柔軟な生体電極フィルム「SilkyLink® MFX-1100」

SilkyLink® MFX-1100は、導電性ポリウレタンフィルム上に銀/塩化銀(Ag/AgCl)電極層を形成した生体電極フィルム材料である。必要な形状に加工し、「打ち抜く→貼る→つなぐ」という工程での使用を検討できるため、自社で調合・印刷・乾燥などの電極形成工程を立ち上げずに試作・評価を進めたい場合の選択肢となる。

柔軟な基材による曲面や体動への追従、厚み方向の導通、日本国内での生産といった特徴を持ち、心電電極、脳波電極、表面筋電電極、除細動器・AED用パッド、ウェアラブルデバイス、研究・環境モニタリングなどの用途検討例が挙げられている。なお、同フィルムはゲル等の接触面材料との併用を前提とした電極材料であり、ドライでの使用は用途や条件により適さない場合がある。

Peltron® K-398Xシリーズは、日本国内で調合されたスクリーン印刷用の銀/塩化銀(Ag/AgCl)導電性ペーストである。電気化学センサーの参照電極(基準電極)や生体電極に用いる電極をスクリーン印刷で形成するための材料で、電極の形状や面積、導電パターンを印刷で設計したい場合や、銀と塩化銀の配合比率(Ag:AgCl比率)が異なるラインナップから検討したい場合に対応する。

両製品は開発段階や製造工程に応じて検討できる補完関係にある。電極形成工程を自社で立ち上げずに形状や装着性、信号をまず試作評価したい場合はSilkyLink® MFX-1100が、電極形状や導電パターン、印刷工程を設計・評価したい場合はPeltron® K-398Xシリーズが選択肢となる。

資料の入手と評価時の注意点

対象資料は「SilkyLink® MFX-1100 ホワイトペーパー(銀/塩化銀ペースト Peltron® K-398Xシリーズ情報も記載あり)」で、所定のPDFファイルから入手できる。詳細な相談やサンプル提供は電話(0463-86-8002)またはメール(silkylink@pelnox.co.jp)で受け付けており、サンプル提供の可否や条件は品番や数量、輸送条件、評価内容により異なる場合がある。

なお、両製品は電極材料であり、完成した医療機器ではない。用途への適合性、安全性、規制適合性は完成品の設計や使用条件に基づき顧客側で評価する必要がある。また、ホワイトペーパー記載の数値は特に断りのない限り社内評価に基づく代表値で保証仕様ではないほか、SilkyLink® MFX-1100は金属箔を主基材に用いない構成のため、X線画像上での見え方は完成電極構成や撮影条件に依存する。

企業概要

  • 社名: ペルノックス株式会社
  • 設立: 1970年1月
  • 所在地: 〒259-1302 神奈川県秦野市菩提8番地7
  • 代表者: 代表取締役社長 奥村辰也
  • 事業内容: エポキシ、ポリウレタン、シリコーン系樹脂の開発・製造、導電性材料の開発・製造
  • URL: https://www.pelnox.co.jp/

本記事はペルノックス株式会社の発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間