【SBI証券】FX株券担保サービスにおけるシステム障害の発生とお客さまへの対応について
SBI証券のFX株券担保サービスで障害 779口座で誤ってロスカット執行
CATEGORY: ビジネス
株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙村正人)が提供する外国為替保証金取引(FX)の株券担保サービスにおいて、システム障害が発生しました。担保として預かっている有価証券の代用評価額が反映されず、一部の口座で保証金不足と誤判定され、779口座で本来執行されるべきではなかったロスカット(強制決済)が行われました。外部からの不正アクセス等によるものではなく、個人情報や資産情報の流出は生じておらず、同社の業績に与える影響は軽微としています。
障害の概要と影響範囲
障害が発生したのはFX株券担保サービスで、期間は2026年10月12日(月・祝)の取引開始時から10月13日(火)5:30までです。代用有価証券情報等が取り込まれず代用評価額が反映されなかったため、預託保証金が実際よりも少なく算出され、779口座でロスカットが執行されました。
同社は10月13日(火)4:00~5:30に臨時メンテナンスを実施して代用評価額を正しく反映し、障害は復旧しました。また、本障害に起因する追加保証金について、10月13日(火)2:00の判定に基づく強制決済を停止したとしています。
SBI証券はFXサービスに係るシステム運営をSBIリクイディティ・マーケット株式会社に委託しており、同社はその運用業務の一部を株式会社インターネットイニシアティブに再委託しています。調査の結果、直接の原因は再委託先の運用担当者による作業誤りであることが判明しました。
2026年10月10日(土)未明、代用有価証券情報ファイルの到着が予定より遅れた際、再委託先の運用担当者が別の処理と誤認して本来行うべき処理の再実行を行わなかったため、代用有価証券情報および株価終値情報が取り込まれませんでした。これらのファイルは同日1時25分までに配置されており、正しい手順で再実行していれば取り込みが可能でした。
さらに同日3時19分、運用担当者は2つのファイルを取り込むことなく後続の処理を再実行しました。システム上、処理に必要なファイルがすべて揃っていることを確認しないまま後続処理が進む設計・運用となっていたため、作業誤りを検知して処理を止めることができなかったとしています。
対象口座への対応方針
SBI証券は、顧客の意向を確認したうえで、障害が発生しなかった場合の状態に戻すポジションの復元を基本に対応する方針です。
- 誤ってロスカットされ、その後にお取引・入出金・代用有価証券の振替指示をされていない407口座:10月13日(火)4:00~5:30の臨時メンテナンスにおいてロスカット前のポジションに復元済み(復元を希望しない場合は申し出を受け付け)
- 誤ってロスカットされ、その後にお取引・入出金・代用有価証券の振替指示のいずれかをされた372口座:その後のお取引への影響を考慮して一律の復元は行わず、希望の有無を確認して個別に対応
- その他、強制決済を避けるために自身でポジションを決済した顧客等:復元の希望の有無を確認し、意向に沿って個別に対応
対象者には10月13日(火)にWEBサイトログイン後の「重要なお知らせ」にて案内を配信しています。なお、同社が本件に関してユーザーネームやパスワード等を尋ねることはないとして、便乗した不審なメールやSMS、電話への注意を呼びかけています。
再発防止への取り組み
SBI証券は調査結果を踏まえ、再委託先に対するファイル連携時の確認・再実行手順の見直しと手順遵守の徹底の要請、同社による実施状況の確認、監督強化を含めた委託先管理態勢の見直しを進めます。さらに、障害発生時に顧客へより迅速かつ分かりやすく情報を届けるための体制整備を中心とした再発防止策を講じていくとしています。
本件に関する問い合わせは、株式会社SBI証券 カスタマーサービスセンター(平日8:00~17:00、固定電話:0120-104-214、携帯電話:0570-550-104)で受け付けています。
本記事は株式会社SBI証券の発表をもとに作成されています。
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