MILOKU、YouTubeの英語コメント分析を公開 二重価格への反応など
観光事業者のインバウンド集客を支援する株式会社MILOKUは、英語のYouTube動画に寄せられたコメントを分析した独自調査「MILOKU調べ 外国人旅行者の英語の声 2026」の結果を公開した。調査では動画のべ387本から収集した23,639件のコメントのうち、浅草や着物、飲食店、観光地の値段など10テーマに関係する1,542件を分類している。旅の前後に投稿された生の声を通じ、体験した人の声が少ないことや、利用をためらわせる要因が値段よりも「分からないこと」にある状況が浮き彫りとなった。

二重価格への賛否と体験談の出現傾向
観光客が支払う値段に関する記述180件のうち、二重価格に触れたものは58件あった。賛否は動画の選び方によって「ほぼ同数」から「約2倍」まで変動するため一概には言えないとしつつも、寺・城・美術館などの施設では12件中9件が肯定的だった一方、飲食店では13件中7件が否定的となった。「英語メニューだけ高い」など、差が隠されているケースで反発が目立つ傾向がみられる。

また、実際に体験した人の声は英語コメントではまだ少数にとどまる。忍者・侍に関する話題98件のうち体験談は11件で、着物に関する話題でも実際に着用した人の声は264件中36件にとどまった。

着物体験や飲食店利用における旅行者の心理

着物に関する話題264件で最も多かったのは、「正しく着たい」という作法に関する記述(72件)だった。「外国人は着るべきでない」は2件だったものの、「失礼にならないか不安」とする声は10本の動画にわたり15件確認された。実際に日本で着用した36件のうち15件は「日本の人にほめられた・写真を頼まれた」と回答しており、嫌な反応を受けた体験は0件だった。
日本の外食に関する記述116件では、言葉・作法・気後れ・注文・メニューといった「店への入り方」に関する困りごとが35件を占めた。店選びのきっかけは「動画で知った」が26件あった一方、予約・喫煙・お通し・入店拒否に関する言及は0件だった。なお、日本旅行で困った・苦労した経験115件の内訳は、交通が40件、日程・距離・疲れが23件、宿泊の立地が19件となっている。
代表取締役の川名 友貴氏は、統計データでは整理された回答になりがちなのに対し、海外の人々の加工されていない生の本音を知るためにYouTubeのコメント欄を調査したと説明している。
調査の概要
今回の調査概要は以下の通りである。

- 調査名:MILOKU調べ 外国人旅行者の英語の声 2026
- 調査対象:英語のYouTube動画に付いたコメント(10テーマ:浅草/夜・早朝の浅草/人力車/忍者・侍/観光地の値段/飲食店/着物/合羽橋/スカイツリー・隅田川/日本旅行で困ったこと)
- 調査方法:YouTube Data API で動画を選び、各動画の上位コメント(関連度順・最大100件)を取得。英語60字以上のコメントを、テーマにより全件または無作為600件を AI で読み取り、テーマに関係のあるものを分類
- 規模:動画のべ387本、取得23,639件、AIで読み取った5,625件、分類1,542件
- 動画の公開時期:テーマにより2024年10月以降または2025年10月以降
- 取得日:2026年10月4日〜6日
- 確認:読み取りと分類は AI(Claude)。分類の基準は同社が定め、テーマごとに無作為の30件を確かめてすべて一致したとしている
- 留意点:コメントを書くのは動画の視聴者であり訪日客全体の代表ではないこと、動画の選び方で結果が動くテーマ(観光地の値段・忍者・着物など)があること
- 調査結果URL:https://miloku.co.jp/column/nijuu-kakaku-gaikokujin/
株式会社MILOKUの概要
- 会社名:株式会社MILOKU
- 代表者:代表取締役 川名 友貴 / 齊藤 雅大
- 所在地:東京都千代田区神田岩本町15-1 CYK神田岩本町 B1F
- 事業内容:インバウンド(訪日外国人)集客支援。コンサルティング/マーケティング(多言語サイト制作・OTA運用・SEO/MEO・SNS運用・広告・海外インフルエンサー)/研修・セミナー
- グループ会社:忍者体験カフェ(浅草・原宿・大阪・京都 4店舗)/食品サンプル製作体験カフェ(浅草)
- URL:https://miloku.co.jp/
本記事は株式会社MILOKUの発表をもとに作成。
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