株式会社ベクトル、インドネシアのAIスタートアップ企業「bythen」と資本業務提携
株式会社ベクトルは2025年1月20日、インドネシアのAI技術を強みとするIPコンテンツスタートアップ「bythen」との資本業務提携を発表した。
ベクトルグループはこれまで、国内の約250社のスタートアップ企業への出資及びPR・IR支援を行い、32社のIPO及びその後の成長をサポートしてきた。今回、海外企業への出資の第一弾として、「bythen」を選んだ。
「bythen」は高度なAI技術を活用したバーチャルキャラクター生成ツールなどを提供しており、ユーザーはクリエイティブなコンテンツ制作やライブ配信、自身のオリジナルAIアバターの生成が可能になる。同社は、日本の人気キャラクターとのコラボレーションも見込んでいる。
「bythen」の創業者であるKevin Mintaraga氏は、連続起業家として知られ、2013年に創業した「Bridestory」をインドネシア最⼤のオンラインマーケットプレイス「Tokopedia」に3,000万ドルで売却した実績がある。今回の提携に伴い、Mintaraga氏はベクトルの新規事業開発本部および海外M&A本部のアドバイザーに就任し、今後の海外M&Aをサポートする。
世界的にコンテンツIP市場は急拡大しており、2021年の市場規模は約3,155億ドルに達している。ベクトルグループは、国内外の新たなサービスや高度な技術を持つ企業への出資を通じ、企業及び経済の発展に貢献していく方針だ。