フルッタフルッタ、ブラジルのCAMTAとバイオ炭設備導入や海外販売協業で基本合意
株式会社フルッタフルッタは、ブラジルのトメアス総合農業協同組合(CAMTA)との間で、バイオチャー(バイオ炭)製造設備の導入とアサイーなどの海外販売協業に向けた基本合意書(MOU)を締結した。
加工過程で生じるアサイーの種子を活用してバイオチャーを製造し、肥料販売や二酸化炭素除去(CDR)クレジット販売の領域へ本格参入する。また、CAMTAが生産するアグロフォレストリー産アマゾンフルーツの世界市場への展開も推進する。
フルッタフルッタは創業以来、CAMTAとパートナーシップを築いてアサイーをはじめとするアマゾンフルーツの普及を進めてきたが、加工過程で大量に発生する種子(残渣)の有効活用が長年の課題となっていた。
今回の合意では、この残渣からバイオチャーを製造することで環境価値の創出と新たな収益基盤の構築を目指す。製造したバイオチャーは農地に施用して土壌改良や農作物生産に活用するほか、炭素を長期間固定化することで二酸化炭素除去クレジット(CDRクレジット)を創出・販売する計画だ。
合意内容は2026年7月24日を発効日として遡及適用される。バイオチャー生産設備はフルッタフルッタが自己資金で購入してCAMTAが管理する施設内に設置する予定で、現場の設備運転や生産管理、バイオチャーの販売はCAMTAが担当する。
投資回収期間中の収益配分は、CDRクレジットの販売収益を全額フルッタフルッタが受け取り投資額の回収に充当する。収益が投資額の5分の1に満たない年度が生じた際は不足分をバイオチャーの販売収益から補填し、全額回収後は両収益を両社で均等に分配する仕組みとなっている。
海外販売協業では、フルッタフルッタが販売パートナーとしてアサイーなどアマゾンフルーツのグローバル販売におけるマーケティングや市場開拓を主導する。生産と販売の役割を分離し、CAMTAが高品質な生産と加工に集中する一方、フルッタフルッタがグローバル市場での販売とマーケティングを全面的に担う。
CAMTAが抱える既存顧客は引き続きCAMTAが担当し、協業を通じて新たに獲得した顧客はフルッタフルッタの顧客として扱う。この海外販売協業において、今後5年間でアサイー取扱量15,000トン、売上高100億円の達成を目指すとしている。
本合意書の締結日から6か月間、CAMTAは上記2つの事業事項に関してフルッタフルッタと独占的に交渉を進める義務を負う。
今後の見通しと相手先概要
本基本合意書の締結が2027年3月期の業績に与える影響は精査中であるものの、現時点では軽微であると見込んでいる。今後は独占交渉期間中に協議を重ね、最終的な契約締結を目指す方針だ。
相手先の概要は以下の通り。
- 名称:トメアス総合農業共同組合(CAMTA:Cooperativa Agrícola Mista de Tomé-Açu)
- 所在地:Av. Dionísio Bentes 210|Centro, 68682-000 Tomé-Açu, Pará, Brasil
- 代表者:理事長 乙幡 敬一 アルベルト(President Alberto Ke iti Oppata)
- 事業内容:組合員農家からのアサイー等の農産物購入および販売
- ホームページ:https://www.camta.com.br/
本記事は株式会社フルッタフルッタの発表をもとに作成。
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