Duolingo、Android版でもAI英会話機能「リリーとビデオ通話」を提供開始

語学学習アプリ「Duolingo」は、2025年1月17日、AIを活用した英会話学習機能「リリーとビデオ通話」のAndroid版の提供を開始した。本機能は2024年9月にiOS向けにリリースされた人気機能であり、これにより、さらに多くの学習者がより安価に、かつ個別化された学習体験ができるようになる。

「リリーとビデオ通話」は、Duolingoのサブスクリプションプラン「Duolingo Max」で利用可能な、生成AIを活用した機能の一つ。この機能では、学習者に人気のキャラクター「リリー」と、まるでリアルなビデオ電話をしているかのように自由な英会話を楽しむことができる。親しみやすいインターフェイスの裏には、学習科学、考え抜かれたデザイン、最先端の技術が組み込まれており、まるで本当の友人と話しているような”本格的でリアルな” 没入型の英語学習体験を実現している。

「リリーとビデオ通話」の特徴は、こだわり抜かれた世界観、個別化される会話、スピーキングのハードルを低減する点だ。リリーのパーソナリティーに基づいてAIモデルが訓練されているため、彼女らしいクールな応答をするのが特徴だ。さらに多様な表情や発話に合わせた口の動きなど、デザイン面も精巧に作り込まれている。また、難易度の自動調整だけでなく、会話内容も個別化される。犬の名前や旅行先など、一度話した内容を覚えていたり、会話を重ねるごとに親密になるなど、まるで本当の友人と話しているような没入感を得られる。加えて、学習者がミスを恐れて発言できなくなることを防ぐため、リリーは文法や発音の修正を強調しない。理解しにくい部分を言い換えたり、簡単な表現に変えたりすることで、コミュニケーションを円滑に進めるためのサポートを行う。

iOS版ではさらなるアップデートが追加されており、これらの機能はまもなくAndroid版にも導入される予定だ。対応言語が英語、スペイン語、フランス語に加え、新たにドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、日本語、韓国語でも利用可能となった。Android版は現在、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語に対応しており、日本語と韓国語にも近日対応予定である。また、リリーが話す際の感情や表情が増え、より生き生きとした魅力的な会話パートナーとなる。通話中はスピーキングに集中し、後で会話を振り返ることが可能だ。さらに、従来は学習者がリリーにビデオ電話をかける形式だったが、リリーからの電話が定期的に発生し、継続的な練習を促してくれる。

これまでの言語学習では、すべての人がネイティブスピーカーと話す機会を得たり、マンツーマンレッスンを受ける余裕があったわけではない。Duolingoは、テクノロジーを活用することで「誰もが利用できる世界最高の教育」を開発することを目指してきた。これからもDuolingoは、さらに多くの人々が効率的、かつ楽しく言語を学べる環境を提供し続けていくという。

valvix

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