資産運用ナビ、老後資産の持続期間を計算する取り崩しシミュレーションを公開
アドバイザーナビ株式会社が運営する資産運用の相談サイト「資産運用ナビ」は、2026年10月16日に「取り崩しシミュレーション」を公開した。手元にある資産から毎月いくら取り崩すと何年維持できるかや、何歳まで暮らせるかを試算するツールとなっている。定額や定率、4%ルールといった取り崩し方の比較のほか、年金と生活費をもとに老後の家計全体を試算することにも対応している。
開発の背景
資産運用ナビは、相談内容、地域、金融資産、提携証券会社などの条件からIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)を探し、無料で相談を申し込める資産運用の相談サイトである。
老後の資産運用では、資産をどう増やすかだけでなく、どのように取り崩すかによって資産がもつ期間が大きく変わる。一方で、物価の上昇や年金の受け取り、口座ごとの税金まで含め、手元の資産が何歳までもつかを自分で計算することは容易ではない。こうした背景から、条件を入力するだけで資産がもつ期間を確かめられ、取り崩し方の違いや年金との組み合わせまで比較できるツールとしてシミュレーションが用意された。
取り崩しシミュレーションの主な機能
シミュレーションでは条件を入力することで、その場で計算結果が表示される。入力項目は以下の通りである。
- いまある資産:預貯金と投資信託・株などの合計(NISAを含み、自宅は含まない)
- 毎月取り崩す額:5万円・10万円・15万円・20万円から選択、または直接入力
- 運用の利回り:0%・1%・2%・3%から選択、または直接入力
- 取り崩しを始める年齢:直接入力
- 何歳までもたせたいか:85歳・90歳・95歳・100歳

計算結果では、資産が何年何か月もつかや何歳まで取り崩せるか、物価が上がった場合と運用しない場合にもつ期間、目標年齢から逆算した毎月取り崩せる額と必要な資産、資産の減り方のグラフや利回り別にもつ期間が確認できる。
また、毎月同じ額を取り崩す「定額」、残高の一定割合(3%〜6%)を取り崩す「定率」、始めの年に資産の4%を取り崩す「4%ルール」の3つの方法による受取額と持続期間の比較も可能である。

さらに「年金と生活費から」の計算機能では、夫婦かおひとりかやそれぞれの年齢、預貯金・NISA・課税口座ごとの残高、毎月の生活費と年金の額、年金の始まる時期、物価の上がり方、退職金や旅行・介護などこれからの予定を入力し、年金を受け取りながら取り崩す場合の家計全体を試算して生活費をまかなえる年齢を表示する。どちらかがおひとりになった後の試算や、売る順番による税金の違いの比較にも対応している。
早見表の掲載と今後の展開
同ツール内には、資産額と毎月の取り崩し額ごとに何年もつかが分かる早見表のほか、4%ルールや定額と定率の違い、新NISAの取り崩し方、老後の生活費と年金の平均などの解説も掲載されている。なお、試算は入力した条件が続いた場合の計算であり、将来の運用成果や受取額を保証するものではなく、特定の金融商品や取り崩し方をおすすめするものではないとしている。
アドバイザーナビ株式会社は今後について、老後資金を考える利用者が状況に合わせて判断できるようシミュレーションと掲載情報の充実を進めるとしている。あわせて、何%で運用する前提にするかやどの口座から取り崩すかといった個別の判断を、IFAに相談しやすい仕組みづくりにも取り組む方針を示している。
会社概要
- 会社名:アドバイザーナビ株式会社
- 代表取締役:平 行秀
- 設立:2019年5月29日
- 所在地:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町8-1 FinGATE TERRACE
- 事業内容:富裕層とIFAのマッチング事業・人材紹介業・IFAのコンサルティング事業
- URL:アドバイザーナビ株式会社
本記事はアドバイザーナビ株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



