板橋区で上板橋エリアの文化財を令和8年10月17日(土)から特別公開へ
板橋区で、地域の文化財を期間限定で特別公開する「いたばし文化財ふれあいウィーク」が令和8年10月17日(土)から11月28日(土)まで開催される。
今年は「そう、層 これぞ カミイタ~今に息づく時の重なりにふれる~」をテーマに、学芸員が厳選した上板橋エリアの文化財を公開する。普段の街の風景に重なる歴史や人々の足あとをたどる企画となっており、区外からの見学も受け付けている。
川・道・鉄道が交わる「カミイタ」の歴史
上板橋とその周辺(上板橋・常盤台・南常盤台・桜川・大谷口・小茂根・東新町・東山町・弥生町・向原)は、地域で「カミイタ」の愛称で親しまれている。石神井川・川越街道・東上鉄道(今の東武東上線)が交わる同エリアは、車や電車がなかった時代から経済・物流・文化の発展を支える基盤となってきた。
その歩みは、約3万年前に石神井川の水を求めて人々が集まったことに始まり、約800年前からは寺社が建立された。約600年前からは江戸-川越(河越)を結ぶ街道を通じて人・もの・文化が行き交い、約110年前には東京-川越間に鉄道が通って新しい街が造られた。長い歴史を通じて時や人、文化が重なり合ってきた点が上板橋エリアの特徴となっている。
茂呂遺跡や寺社など多彩な文化財を特別公開
期間中は、地域の歴史を伝える様々な文化財が公開される。主な内容は以下の通り。
- 茂呂遺跡:都内で初めて旧石器時代の石器が見つかった遺跡で、通常非公開エリアの見学ツアーや内部の特別公開を実施
- 安養院:鎌倉時代の創建と伝わる寺院で、金色のクジャクに乗った赤い仏像や旧大名家屋敷を移築した建物内部を公開
- 天祖神社・御嶽神社:期間限定で宝物を間近で拝観可能
- 祭り囃子:150年続く音を受け継ぐ神田流神明囃子・神田流弥生囃子の稽古を公開
- 常盤台住宅:東上鉄道(今の東武東上線)沿線のレトロな街並みを公開(街並みはいつでも見学可能)
- 江戸手描友禅:現代の名工・東京マイスターに選ばれた伝統工芸士による作品展示とワークショップを実施(※ワークショップのみ有料)
来場者が親しみやすいよう、ボランティアガイドによる解説のほか、文化財紹介カードや、写真やイラストを掲載した子ども向けリーフレットが用意される。
また、一部の公開箇所では来場者特典も配布される。安養院では、仏像イラストレーター・文筆家として著名な田中ひろみ氏描き下ろしイラストによる「安養院仏像塗り絵カード」が提供される予定となっている。

本記事は板橋区の発表をもとに作成。

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