ネクストエンジン、EC事業者向け分析ツール提供へ
NE株式会社は、クラウド型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」のデータを自動的に集計・可視化する「ダッシュボード」アプリを2024年5月中にリリースすると発表した。同アプリは、モールやカートを横断した分析環境を提供することで、EC事業者がより精度の高い戦略意思決定を効率的に行えるよう支援するという。
NEによると、「ネクストエンジン」には約16年の運用で6000社を超えるユーザーが蓄積した膨大な注文データがあるが、多くのEC事業者は日々の業務に追われ、そのデータを最大限活用しきれていないのが現状だ。「ダッシュボード」アプリは、この課題解決のために開発された。
同アプリでは、「ネクストエンジン」の受注データを集計・加工し、販売チャネル全体や個々のチャネルでのデータ、チャネル間でのリピート状況など、柔軟なデータ可視化を実現。データ集計や資料作成の手間を軽減し、売上アップのための意思決定スピードを向上させるという。
NEは2022年8月の分社化以降、事業間のシナジーを活かした新たな価値創出を目指しており、「ダッシュボード」アプリのリリースはその成果のひとつだ。今後は、ECコンサルタントによるアプリ活用サポート(有償)の提供も検討。バックエンド支援としての「ネクストエンジン」に加え、戦略立案・実行といったフロントエンド支援を拡充し、EC事業者の課題解決に全方位で伴走していく方針だ。
NEは、このような事業間のシナジーを活かした取り組みを積極的に展開し、「コマースに熱狂を。」というパーパスの実現に全力を尽くしていくとしている。