ArtivationがAAP開発に向け4業界で業務ヒアリング開始
東京都大田区に本社を置くArtivation株式会社は、業界別の業務アプリとAIを一つにまとめる「AAP(AI Application Package)」の開発に向け、広告・不動産・建設・卸売の4業界を対象とした業務ヒアリングを開始した。回答者の負担を軽減するため、AIの質問に対して5分ほどで回答できる形式を採用している。同社はヒアリングの開始とあわせ、コーポレートサイトの全面刷新も実施した。
個別SaaS導入の負担を軽減するAAPの特長
見積や顧客管理、日報、日程調整、問い合わせ対応といった業務ごとにSaaSを個別契約すると、契約やログイン、請求管理がツールの数だけ増加する傾向にある。各ツールが分断されていることでデータ転記や確認の手間が人の作業として残りやすく、専任のシステム担当者がいない中小企業において負担となっている。
AAPは、特定の業界に必要な業務アプリとAIを業界ごとに1つのパッケージとしてまとめたサービスである。個別にSaaSを契約するよりも安価に提供されるほか、業界向けに事前設定されているため、既存のデータを取り込むことで迅速な利用開始が可能となる。アプリの選定やつなぎ方を自社で検討する必要はなく、導入まで同社が支援を行う。
AIは情報の整理や見積・書類の下書きなどを担い、判断が求められる場面では担当者が確認と承認を実施する。なお、会計や給与など既存のソフトウェアが強みを持つ領域は置き換えを行わず、連携することを基本としている。
広告・不動産・建設・卸売を対象とする業務ヒアリング
現場の業務実態を取り入れた開発を進めるため、Artivation株式会社は広告・不動産・建設・卸売の4業界を対象としたヒアリングを実施している。概要は以下の通りである。
- AIに5分で答える形式:普段の業務で面倒と感じている内容を入力すると、AIが改善案を返しながら業務フローや利用ツールを聞き取る。
- 30分の面談形式:詳細な対話を希望する企業向けに、オンラインまたは訪問での面談も選択可能。
- 費用と事前準備:費用や準備は不要で、聴取した内容はAAPの開発目的に限定して利用される。社名や内容を外部へ公開する場合は事前の承諾を必須としている。
- 協力企業への還元:業界の業務課題をまとめた整理が共有されるほか、先行検証の募集時に優先して案内が提供される。
参加は専用ページ(https://artivation.ai/aap/hearing/)から受け付けている。同社の代表取締役社長 兼 CEOである中田涼介は、業界や会社ごとに異なる業務上の課題を把握するため現場の声を重視しているとし、時間の取れない担当者でも参加しやすいようAIを活用したヒアリングを用意したと述べている。
ヒアリングの開始と並行して、コーポレートサイト(https://artivation.ai/)の全面刷新が実施された。刷新後のサイトでは、AAPや業界ごとの取り組みのほか、理工系人材を起点とした新規事業創出を行う「New Ventures」、これまでの研究・開発実績である「AI Dictionary」や「Artivation Forecast」が紹介されている。また、問い合わせフォーム(https://artivation.ai/contact/)においても、AIが内容を整理しながら受付を行う形式が導入されている。
会社概要
- 会社名:Artivation株式会社(Artivation Corp.)
- 所在地:東京都大田区池上1-12-13
- 代表者:代表取締役社長 兼 CEO 中田涼介
- 設立:2025年3月
- 事業内容:業界別AI業務パッケージ「AAP」の開発・提供、New Ventures(理工系人材を起点にした新規事業創出)、AIプロダクトの研究開発
- URL:https://artivation.ai/
本記事はArtivation株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



