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島を出た人に、地元の仕事を。宮古島発のUIターンメディア『島しごと図鑑』公開

島の人事部、宮古島の仕事現場を紹介するWebメディア島しごと図鑑を公開

CATEGORY: ビジネス

沖縄県宮古島市に本社を置く株式会社島の人事部は2026年10月9日、宮古島で働く人と会社を取材して紹介するWebメディア「島しごと図鑑」を公開した。

公開時点で25本の記事を掲載しており、介護や建設、自動車整備、農業・漁業、教育、飲食、宿泊など、島の暮らしを支える仕事の現場を取り上げている。島出身者が戻るきっかけや、島を出る前の若者が地元の会社を知る機会、島で暮らしたい人が住民として働く選択肢を持てるよう、島で働く実態を島の内外へ届けることを目指している。

島を出る若者と求人の実態

宮古地域では、令和8年3月に高校を卒業して就職した76人のうち、島内に就職したのは25人にとどまり、3人に2人が島の外へ出ている。一方で管内の求人は148人分と就職希望者の約2倍あり、仕事がないから島を出ているのではなく、島の仕事が見えないまま進路が決まっている状況がある。

さらに島内では働き手そのものが減少し、宮古地域の有効求人倍率は令和7年度平均1.56倍と11年連続で1倍を超えている。しかし、求人数の減少(前年度比7.4%減)以上に求職者数が減少(同12.6%減)している。暮らしを支える地場の会社ほど発信にお金と時間をかけられず、人を採用し育てようとする姿が島の外に届いていない背景があるという。

3つの対象へ向けた情報発信

島しごと図鑑は、主に3つの対象に向けて情報を届けるとしている。

島外に暮らす出身者に対しては、知人や同級生の姿を通じて地元にもう一度目を向けるきっかけをつくり、副業や二拠点での関わりなど入口を増やす。島を出る前の若者に対しては、進路決定前に島内の会社や働く人を知ることで、いつか戻る選択肢を残す狙いがある。

また、島で暮らしたい人に対しては、短期の働き手だけでなく、腰を据えて住民票を置いて島で働き、地域の行事や文化を受け継ぎながら暮らすための判断材料を提供する。

求人票の外側を伝えるメディアの特徴

同メディアでは、仕事の大変な面も記事に盛り込み、どの会社にも当てはまる定型的な表現は使わない方針をとっている。すべての原稿は公開前に本人と取材先が確認する。

記事の内容は、未経験者の最初の3か月や繁忙期の働き方、子育てとの両立など、働く決定の際に知りたい点に焦点を当てる。「台風のとき、島の職場はどうなるか」「島に戻って働くということ」といった記事も掲載する。さらに、記事下部から読者が取材先へ直接メッセージを送れる仕組みを備えている。発信にお金をかけられない地場の会社に配慮し、掲載料や取材費は無料としており、記事や写真は取材先が自社の採用サイトやSNSで自由に活用できる。

代表取締役の千田泰平氏は、島を出た人や若い人に島で踏ん張る会社の姿を見てほしいとした上で、「島の未来は、大人の仕事の中にあると考えています」とコメントしている。

今後の展開とサービス概要

今後は、子育て応援企業の特集や、学校現場と連携した高校・進路指導での活用を進める。また、宮古島で培った取材・編集の仕組みを、若者の流出と担い手不足という共通課題を抱える石垣島、名護、奄美大島へ展開していく予定としている。

メディアおよび運営会社の概要は以下の通り。

  • サイト名:島しごと図鑑
  • URL:https://shima-work.com
  • 公開日:2026年10月9日
  • 掲載内容:会社を知る/島の仕事人/地域を知る/島しごとマップ
  • 掲載業種:医療・福祉・介護、観光・宿泊、飲食、教育、建設、農業・漁業、自動車整備…等
  • 掲載料・取材費:無料
  • 会社名:株式会社島の人事部
  • 代表者:代表取締役 千田泰平
  • 所在地:沖縄県宮古島市平良東仲宗根934-1
  • 事業内容:採用支援・人材定着支援、特定技能外国人の支援、求人メディア「みやこのしごと」「やいまのしごと」「島しごと図鑑」の運営 ほか
  • 会社URL:https://shimano-jinji.com/

本記事は株式会社島の人事部の発表をもとに作成。

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