南関町の交流拠点施設〈ukara〉が2026年度グッドデザイン賞を受賞
株式会社ブルースタジオが基本計画・設計監理・ブランディングを手がけた、熊本県南関町の南関町交流拠点施設〈ukara〉が2026年度 グッドデザイン賞を受賞した。同施設は、2019年に閉館した町営の旧温浴施設「南の関うから館」を用途変更して誕生した図書館等複合施設である。人口約8,300人の町営施設でありながら周辺地域居住者30万人をターゲットとした目的型施設を目指し、「図書館機能」を中心に「集会交流機能」「公園機能」を重ね合わせた拠点として整備された。
旧温浴施設を再生した複合拠点
南関町交流拠点施設〈ukara〉は、地域に長年愛された温浴施設「南の関うから館」の記憶を継承して計画された。探求の場としての図書館、表現の場としての公民館、そして公園機能をカフェラウンジで重ね合わせた複合施設となっている。

2025年10月の開館から1年が経ち、施設主催や町民団体主催のイベントに加え、近隣市町村の事業者によるイベントも開催されるなど多様な活動が行われている。図書館を核に人が集まり活動が生まれる場として、南関町と周辺地域をつなぐ役割を広げている。
開館から9ヶ月で10万人が来館
8,300人の町の公共施設でありながら、開館から9ヶ月で10万人が来館するなど、行政区の枠組みを超えた活動拠点となっている。
開館から9ヶ月間の実績は以下の通りである。
- 来館者数:10万人
- 1日平均来館者数:約420人
- イベント利用数:50回
審査委員からの評価
グッドデザイン賞の審査委員は、旧温浴施設を図書館等複合施設に用途変更したユニークな施設計画とデザインに加え、温浴施設の記憶がある空間をアダプティブリユースしながら公園に面した縁側やカフェラウンジなどでひらかれた風景をデザインしている点を挙げた。すでに町内だけでなく近接の地域からも目的地として訪れる人が現れる施設として認知されていることや、カフェ事業者が図書館に本を納入する書店の役割も兼ねる持続的な事業デザインについても評価している。
受賞概要と施設情報
東京都中央区に本社を置く株式会社ブルースタジオは、建物を起点に公有資産を活かすまちづくりに取り組んでおり、令和8年度には国土交通省のPPPパートナーに認定されている。
今回の受賞概要および施設の概要は以下の通りである。
- 賞名:2026年度 グッドデザイン賞
- 主催:公益財団法人日本デザイン振興会
- 名称:南関町交流拠点施設〈ukara〉
- 所在地:熊本県玉名郡南関町関町1230
- 事業主体:南関町
- 基本計画・設計監理・ブランディング:株式会社ブルースタジオ
- グッドデザイン賞受賞ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/37998?years=2026
- 〈ukara〉公式サイト:https://www.ukara-nankan.jp/
本記事は株式会社ブルースタジオの発表をもとに作成しています。
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