ソニーサーモテクノロジーのREON POCKET 6がグッドデザイン金賞を受賞
ソニーサーモテクノロジー株式会社のウェアラブルサーモデバイス『REON POCKET 6』が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」において「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞した。同賞は応募総数5,111件から選出された金賞19件のひとつで、そのうち日本経済の発展に寄与すると認められた3件に贈られる。同製品は首元に装着して体表面を冷温調整する機器で、酷暑や環境負荷への対策として評価を受けた。

気候変動や省エネ基準強化を背景に開発
気象庁の発表によると、今年6〜8月の平均気温は1898年の統計開始以降5番目に高い値を記録し、「酷暑日」は延べ36地点と2010年以降最多となった。また、省エネルギーセンターの資料では、空調の設定温度を1℃緩和することで熱源の消費エネルギーが約10%削減できるとされている。さらに2027年4月にはエアコンの新たな省エネ基準の引き上げが予定されている。
こうした猛暑による屋内外の激しい温度差や環境負荷への問題意識から誕生した「REON POCKET」シリーズは、COOL/WARMの両機能や周辺温湿度に応じた自動調整機能を搭載している。同社は製品の提供を通じて温度のパーソナライズ化を推進し、エネルギーマネジメントへの貢献を目指しているという。
審査員は日常使いの完成度と環境へのアプローチを評価
審査員は、酷暑をはじめとする気候変動問題や世界的なエネルギー需要の高まりに対し、「人々の安心安全な暮らしと環境問題双方にアプローチするソリューション提案として注目される」と評価した。


また、長時間装着しても違和感なくフィットする点など、実使用上の配慮や日常使いのガジェットとしての完成度の高さにも言及された。

専用設計による薄型化とスマート制御を両立


首元に直接装着して体表面を冷温調整できるREON POCKETは、2020年に一般販売を開始し、現在までに22の国と地域で展開、累計販売台数は84万点に達している。
最新機種では、モバイル機器の熱設計技術を活用してサーモモジュールや放熱部品を専用設計し、パワフルな冷却性能と高い静音性を備えつつ、最薄部約20mmの薄型ボディを実現した。複数の温湿度センサーや別売のREON POCKET TAGとの連携により、周辺温湿度や個人の行動に合わせた自動調整を行う。さらに、身体に沿うカーブ形状による肌当たりの良さや、ふき取りやすい構造など日常のメンテナンス性にも配慮されている。
受賞製品の概要
- 製品名:ウェアラブルサーモデバイス『REON POCKET 6』
- 発売日:2026年5月12日
- カラー:ライトグレー
- 価格:オープン価格
- 備考:本商品は医療機器ではありません。
本記事はソニーサーモテクノロジー株式会社の発表(気象庁「日本の夏(6〜8月)平均気温偏差の経年変化(1898〜2026年)」、「令和8年夏を対象とした異常気象分析検討会の結果について」、省エネルギーセンター「省エネチューニング」の公表データを含む)をもとに作成しています。
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