タグ・ホイヤー、F1公式タイムキーパーに復帰

タグ・ホイヤーが2025年からF1の公式タイムキーパーに復帰することが発表された。2025年はF1創設75周年の節目の年であり、タグ・ホイヤーとF1の特別なパートナーシップの復活を祝う年となる。

タグ・ホイヤーは1969年に高級時計ブランドとして初めてF1マシンにそのロゴを飾り、1971年に初のチームスポンサーとなって以来、F1で239勝、613回の表彰台、9,471ポイントを獲得し、11回のワールド・コンストラクターズ・チャンピオンシップ、15回のワールド・ドライバーズ・チャンピオンシップに輝くなど、F1史上最も成功したブランドの一つとなっている。

1970年代にはフェラーリやマクラーレンとのパートナーシップを結び、独自開発の計時システム「ル・マン・センチグラフ」を提供。1985年にはマクラーレンのオーナー企業の傘下に入り、社名も「タグ・ホイヤー」となった。アイルトン・セナやミカ・ハッキネンらのチャンピオン獲得にも貢献した。

2000年代以降はルイス・ハミルトンらとともに歩み、2016年からはレッドブル・レーシングとタッグを組み、マックス・フェルスタッペンの活躍によりドライバーズ・コンストラクターズ両タイトルを獲得している。

2021年のモナコGPにて勝利を祝うマックス・フェルスタッペン(中央)とチームメンバー

F1は現在、世界で最も注目されるスポーツイベントの一つであり、7億5,000万人のファンを有し、SNSのフォロワーは9,000万人を超える。ファン層も若年化・多様化が進んでいる。

タグ・ホイヤーCEOのアントワーヌ・パンは「数十年にわたりF1の歴史に深く関わり、数々の伝説のドライバーやチームと共に歩んできた私たちにとって、自分たちが『時間』によって勝者を決定づける存在であることを大変光栄に思う」とコメント。F1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリも「革新性、正確性、卓越性を重視するタグ・ホイヤーは、F1の公式タイムキーパーとして理想的なパートナー」と歓迎した。

valvix

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