丸文、会話の割り込みができる音声対話アプリケーション「ケビートーク」の提供を開始
丸文がロボットKebbi向け音声対話アプリのケビートークを提供開始
CATEGORY: テクノロジー
エレクトロニクス商社の丸文株式会社は、株式会社フレンドリーテックが開発したAIコミュニケーションロボット「Kebbi」向けの音声対話アプリケーション「ケビートーク」の提供を開始した。
従来のロボット対話にあった応答時間の長さや発話中に割り込めないといった課題の解消を目指し開発された。Kebbiの表情や動作を活かしながら、専門知識不要でWebブラウザから設定変更できる柔軟性と現場での使いやすさを備えている。
ケビートークは、Kebbi本体に搭載して使用する専用の対話ソリューションである。管理者はPC、スマートフォン、タブレットのブラウザ画面から、ロボットの役割(プロンプト)、声質、会話速度、参照データ(RAG)などをノーコードで設定できる。
主な機能および特長は次のとおりである。
- 割り込み対応・高速レスポンス:ロボットの発話中であっても利用者が言葉を挟める割り込みに対応し、素早いレスポンスを提供する。
- ブラウザからの簡単設定・RAG対応:ブラウザから設定でき、RAGとの連携により施設案内や社内マニュアルなどの登録資料に基づく回答を行う。
- 柔軟な多言語サポート:英語をはじめとする多言語の聞き取りと発話に対応する。
- 表情・ジェスチャー連動:会話内容に合わせてKebbiの表情や動作が変化する。
- 高度なセキュリティ・専用サーバー対応:企業の要件に合わせ、専用サーバーやプライベート環境での構築・運用にも対応可能としている(専用サーバー構築等は別途個別開発が必要)。
- 対話記録の活用:対話音声を録音・保存できる。
なお、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)とは、生成AIが回答を作成する際、社内マニュアルや自社のデーターベース等の情報を参照・検索して回答を生成する技術を指す。
多様な分野での活用シーン
ケビートークは設定変更や環境構築により多様な役割に対応可能で、幅広い業界や機関での活用が見込まれている。
介護・福祉の現場では利用者との傾聴・対話や見守り支援、教育・発達支援・研究機関では子ども向け英会話やソーシャルスキルトレーニング、実証実験プラットフォームとしての活用が挙げられている。また、商業・観光・オフィス・行政分野では、店舗での商品説明、窓口や観光地での多言語案内、企業内での受付案内や社内FAQ対応などに利用できる。
機能拡張に向けた今後の取り組み
丸文は今後もフレンドリーテック社とのパートナーシップのもと、RAG機能における文字数上限の拡大や参照資料の拡充、対話音声の文字起こし・要約、AI分析支援などの機能拡張を進めるとしている。さらに、会話の中から注意が必要な兆候をとらえて担当者や支援者に通知する機能などの開発も進める方針である。
フレンドリーテックの代表取締役である角田秀人は、ロボットが人の会話のテンポに合わせる発想で磨いてきた音声AI技術をKebbiに搭載できたとし、自然な会話体験を人と向き合うあらゆる現場へ届けていく姿勢を示している。また、丸文のディオネカンパニー長である樋口智昭は、発達支援分野でのソーシャルスキルトレーニングや子どもたちのリスク検知などへの活用にも期待を寄せている。
丸文は2024年3月に台湾のNUWA Robotics Corp.と資本提携を行い、NUWAロボティクスJAPAN 株式会社と販売代理店契約を締結してKebbiなどの取り扱いを開始しており、一部例外を除き介護・医療市場向けに独占的に販売している。
丸文株式会社の概要
- 本社:東京都中央区⽇本橋⼤伝⾺町 8-1
- 設立:1947 年
- 代表者:代表取締役社⻑ 兼 最⾼経営責任者(CEO)堀越裕史
- URL:https://www.marubun.co.jp/
本記事は丸文株式会社の発表をもとに作成。
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