松山市の都市型ワイナリーBLUE WAX WINERYがグッドデザイン賞を受賞
株式会社愛媛建築研究所が設計監理を行った愛媛県松山市大街道の都市型ワイナリー「BLUE WAX WINERY」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2026年度グッドデザイン賞を受賞した。受賞企業は施設を運営する株式会社BLUE WAX WINERYと設計監理を担当した株式会社愛媛建築研究所の2社である。

BLUE WAX WINERYは、松山市の中心商店街である大街道のアーケード沿いに建つ、ワイン醸造所と飲食店・店舗を併設した鉄骨造地上2階建の施設である。国産・県産のブドウを使用したワイン醸造を行っており、店内では醸造の様子を見ながら飲食や買い物を楽しむことができる。
醸造手法には、ブドウを2階に上げ、重力を利用してタンクへ下ろすグラヴィティフローを採用し、鉄骨造2階建ての建物内で実現している。設計監理にあたった株式会社愛媛建築研究所は、デザイン性、専門的な機能、コスト管理の両立を目指し、平面パターンの提案や醸造所見学への同行、専門コンサルタントへのヒアリング、度重なる計画の見直しによるコストマネジメントを実施した。
審査委員による評価



審査委員は、都市部でワイナリーという生産の場を商店街に持ち込むことについて「地域の農業文化を可視化し活性化する上で意義深い」と評価した。
また、アーケードの縦長な空間とワイン醸造に必要な吹抜け空間のプロポーションの一致や、買い物や飲食をする客が製造空間を覗き込む体験と、商店街を行き交う人々がアーケードに開いた2層分の大きな窓から店内を眺める体験が入れ子の関係となり、多重にまちに開いている点が挙げられている。
展示会への出展と施設概要
受賞作品のパネルは、2026年10月31日(土)~11月4日(水)に開催される2026年度グッドデザイン賞の全受賞対象を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」にて展示される。
施設および設計の概要は以下の通り。
- 名称:BLUE WAX WINERY(ブルーワックスワイナリー)
- 受賞企業:株式会社BLUE WAX WINERY、株式会社愛媛建築研究所
- 事業主体:株式会社BLUE WAX WINERY
- 設計監理:株式会社愛媛建築研究所(担当:白石卓央、石崎了一朗)
- 所在地:愛媛県松山市大街道1-4-19
- 開業日:2025年12月2日
- 敷地面積:278.21㎡
- 建築面積:220.89㎡
- 延床面積:396.67㎡
- 構造:鉄骨造地上2階建
愛媛県内を中心に40年以上にわたり建築の設計監理を手がける株式会社愛媛建築研究所(代表取締役:白石卓央)において、グッドデザイン賞の受賞は2021年度の「ひみつジャナイ基地」(松山市)、今年度(2026年度)の「宇和島市青少年交流センター ホリバタ」(宇和島市)とあわせて計3件となった。
本記事は株式会社愛媛建築研究所の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



