クウジットらのAI科学コミュニケーターが2026年度グッドデザイン賞を受賞
東京都港区に本社を置き末吉隆彦が代表取締役を務めるクウジット株式会社は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)および国立研究開発法人科学技術振興機構 日本科学未来館(未来館)と共同応募した「人と学び合い、共に成長する『AI科学コミュニケーター』」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。

同賞は公益財団法人日本デザイン振興会が主催するもので、受賞カテゴリは「一般・公共用アプリケーション・ソフトウェア、スマホ・タブレット向けアプリ」となっている。
個性を引き継ぎ対話する「AI科学コミュニケーター」
「AI科学コミュニケーター(AISC)」は、未来館で働く科学コミュニケーターそれぞれの話し方や考え方をAIが学び、その個性を引き継いだAIとして来館者と対話する取り組みである。ソニーCSLの笠原俊一リサーチディレクターが主導し、未来館の実証実験公募プログラムで採択され、2025年6月から段階的に実証が進められてきた。
来館者は3階・5階の常設展示ゾーンをめぐりながら、AISCと自由に対話できる。AISCは展示を解説するだけでなく、来館者の意見に耳を傾けながら対話を行い、その情報を人間の科学コミュニケーターと共有する。人がAIに置き換わるのではなく、人とAIが互いに学び合い、ともに成長していく関係を目指して設計されている。
延べ1万5千人以上が体験しスマートフォン対応へ進化
2026年7月15日から9月30日まで開催された直近の実証実験では、対象となる科学コミュニケーターを17名へと拡大した。あわせて、専用の貸出端末を必要としていた体験方法を刷新し、来館者自身のスマートフォンでQRコードを読み込む形に変更したことで、台数の制限なく体験できる仕組みへと進化させた。2025年6月の開始から現在までに、延べ1万5千人以上がAISCを体験している。
審査委員からは、AI分身の活用によってより多くの来館者とのコミュニケーションを可能にするだけでなく、AIの対話ログを本人に還流させる学習・成長のデザインを組み込んでいる点などが高く評価された。
クウジットの役割は、ソニーCSLの笠原氏が推進する人とAIの共生に関する研究をベースに、社会へ実装していくことにある。本取り組みで得られた知見は、クウジットが展開する「AI分身」技術として、未来館にとどまらず、企業における知の継承や顧客接点の領域へと展開が進められており、現在、複数の企業とも実証を進めているという。
受賞概要と企業情報
2026年度グッドデザイン賞 受賞概要
- 賞:2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)
- 応募名:人と学び合い、共に成長する「AI科学コミュニケーター」
- カテゴリ:一般・公共用アプリケーション・ソフトウェア、スマホ・タブレット向けアプリ
- 応募者:株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所/国立研究開発法人科学技術振興機構 日本科学未来館/クウジット株式会社
クウジット株式会社 概要
- 本社:東京都港区
- 代表取締役:末吉隆彦
- URL:https://team-koozyt.com/
本記事はクウジット株式会社の発表をもとに作成。
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