熊本リハビリ病院、LINE WORKS導入で医師の働き方改革

LINE WORKS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:増田 隆一)は、社会医療法人令和会 熊本リハビリテーション病院(所在地:熊本県菊池郡、病院長:桑原 公倫)がビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」を導入したと発表した。

熊本リハビリテーション病院では、院内の情報伝達に電話やメール、PHSを利用していたが、有事の際に院長からの指示や報告を院内の関係者に一斉に伝達し、迅速に確認できる手段が必要だと考えていた。また、地域連携部には、地域の医療機関と、患者さんやそのご家族からの連絡や相談の電話が1日に100件近くかかってきており、電話対応が大きな業務負荷となっていた。

「LINE WORKS」は多くの職員がプライベートで使い慣れているLINEと基本操作が似ており、導入教育をせずともスムーズに定着させることができる。また、ビデオ通話機能が使える点や連携ツールが多い点も評価のポイントとなった。

導入後、緊急時の電話連絡が「LINE WORKS」のグループトークに置き換わり、院長や副院長、関係する各部門長どうしでタイムリーに情報共有することが可能になった。また、事務部では、各プロジェクトチームの議事録や取り組み内容の進捗状況の管理に、ノート機能を活用し、部門横断的なプロジェクトについても事前に議題や関連資料を共有できるようになった。

さらに、地域連携部では、外部トーク連携機能を活用して患者さんのご家族のLINEとつながって連絡をとりあっている。お互いが都合の良いタイミングでメッセージを確認・送信することができ、地域連携部にかかってくる外線電話の数も大幅に減少した。

また、勤務時間外の医師に対して患者に関する質問があった際に、電話での対応のほか、実際に確認しないと対応の判断ができない場合は、勤務時間外でも医師が病院に行くことがありました。現在は、病棟に設置している端末に「LINE WORKS」を導入し、自宅にいる医師とビデオ通話機能で状況を確認できるようになっている。

これにより、医師が時間外に病院まで行かなくても済むケースが増え、医師の業務負担軽減につながっている。これらの取り組みは、医療現場での情報共有のスピードと正確性を向上させ、医師の働き方改革を実現する一助となっている。