レノボ、 AI ExpressによりHybrid AI Factoryの構築を数週間で実現
レノボがLenovo AI Express発表、AI環境を最短15営業日で出荷へ
CATEGORY: テクノロジー
レノボは、企業のAI活用を加速する新プログラム「Lenovo AI Express」を発表しました。導入にかかる時間やシステム構築作業の負担を軽減し、あらゆる規模の企業がAIを早期に業務へ適用できるよう支援します。
レノボの調査「CIO Playbook 2026」によると、AIの実証実験から本格活用へ移行した企業は投資1ドルに対し平均2.79ドルの投資対効果(ROI)を見込んでおり、93%の企業がAIの成果に期待を寄せています。一方で、導入までのリードタイムの長さやシステム構築の複雑さが普及の障壁となっていました。新プログラムはNVIDIAとの連携のもと、検証済みシステムとサービスを組み合わせることで、調達から運用までのプロセスを簡素化します。対象となるシステム構成は、注文から出荷まで最短15営業日で提供されます(規制上の制約がない市場において対象構成および特定部品を導入する場合。所要時間は注文確認やエンドユーザー証明、デューデリジェンス等の手続き完了時点から計算)。
規模に応じた3種類の検証済み構成を提供
Lenovo AI Expressは「Lenovo Hybrid AI Factory with NVIDIA」を迅速に導入するためのプログラムとして位置づけられています。AIの需要規模やモデル、ユーザー数、スループットの要件に合わせて、検証済みの3つのクイックスタート構成が用意されています(モデルサイズ、ユーザー数、TPSはモデルやワークロード等により異なり、レノボの社内サイジングツールによる算出値)。
- Small(最短15日):特定用途向けのAI推論(モデルサイズ7B~70B)に対応し、30+ TPSの処理能力で数十人のユーザーをサポートします。Lenovo ThinkSystem SR650a V4をベースに、NVIDIA RTX 6000 PRO Blackwell Server Edition GPU 2基を搭載します。
- Medium(最短20日):高度なスループット推論とエージェント型AI(モデルサイズ70B~400B)に対応し、30+ TPSの処理能力で数百人のユーザーをサポートします。Lenovo ThinkSystem SR675 V3をベースに、NVIDIA RTX 6000 PRO Blackwell Server Edition GPU 8基を搭載します。
- Large(最短25日):最大1兆個のパラメータを持つフルスケール生成AIモデルやエンタープライズ規模の導入に対応し、数千人のユーザーをサポートします。Lenovo ThinkSystem SR680a V4をベースに、NVIDIA HGX B300を搭載します。
すべての構成でAMDとインテルの最新CPU技術をサポートするほか、要件に応じてRed Hat AI Factory with NVIDIAやNVIDIA AI Enterpriseといったソフトウェア、データのレジリエンス向上のためのVeeam® Kastenを追加できます。
プログラムではハードウェアの提供にとどまらず、運用を包括的に支えるサービスも展開されます。ユースケースの特定や概念実証(PoC)によるROIの検証から、パフォーマンスや稼働率を高めるGPU環境の最適化まで、ライフサイクル全体を支援します。
また、新たに提供される「Premier Support Plus for Servers」により、予防的・予測的なサポート機能を通じて問題の早期発見を図り、ミッションクリティカルな環境での事業継続性を支援する体制を整えています。レノボ・ジャパン合同会社代表取締役社長の檜山太郎は、企業にはAIを速やかに本番運用へ移行し将来の需要に応じて柔軟に拡張可能なアプローチが必要であるとした上で、同プログラムにより過剰なシステム構築や長期のアーキテクチャ評価を経ずに導入が可能になると説明しています。
レノボはグローバルなパートナーエコシステムを通じて提供体制を拡充する方針です。チャネルパートナーは「Lenovo 360」フレームワークを介して販売プロセスのサポートを受けながら、検証済みの構成や機能を提供できるようになります。なお、提供状況や対象条件、注文手続きは地域によって異なり、詳細は各地域で順次案内される予定です。
本記事はレノボ・ジャパンの発表をもとに作成されました。
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