Dellows News

北陸の中小企業採用事例–「地場相場×採用難職種×知名度なし」を突破した企業の共通点

Shake、富山・石川の中小企業32社の採用運用データを公開

CATEGORY: ビジネス

富山と東京の2拠点で中小企業の成長支援を手がける株式会社Shakeは、求人媒体の運用代行サービス「HRShaker」において、富山県・石川県の中小企業32社の採用運用データを集計した実測データを公開した。

同社によると、北陸の現業系採用は、地場の給与相場が月18〜27万円に収まることで給与による差がつきにくく、建設・整備・警備など有効求人倍率の高い職種が多いことに加え、全国的な知名度を持つ企業がほとんどないという「三重の構造難」を抱えている。同社の敗因分析では、応募が集まらなかった企業群のクリック率は平均5.3%と成功群と大差がなく、「原稿は読まれているのに応募が来ない」点が北陸の典型パターンだったとしている。

採用突破企業に見られる3つの共通点

同社はその中で採用課題を突破した企業の共通点として、次の3つの要素を挙げている。

  • 実測値で書く:施工管理13名の土木会社では「残業月平均3時間(実測)」「現場は車で20分圏内」と記載し10ヶ月で経験者中心に14応募を獲得したほか、ランドセル製造では「有休消化率100%」と記載しパートで9ヶ月105応募を集めた。
  • 複製展開で露出を確保する:職種名の言い換えと雇用形態の組み合わせにより数十〜250本超の求人に展開し、地域での露出を面で確保した。露出不足(表示5,000回未満)で終わる企業との最大の分岐点としている。
  • Web以外の応募経路も設計する:富山の自動車関連企業において求人票に電話番号を明記したことで電話応募が多数入り採用につながった事例を挙げ、現業系やシニア層ではWeb応募数だけで成否を判定しない重要性を指摘している。

北陸の中小企業に向けたポイント

同社は給与で差がつきにくい相場圏での採用施策として、勤怠実測値や現場までの距離、空調などの環境といった「時給以外の書ける事実」の棚卸しを提言している。

さらに、求人は職種名の言い換えにより表示2万回を判定ラインとした露出量を確保することや、現業系では電話番号を求人に明記して電話応募を含めて成果を測ること、採用難職種では月1〜2件の応募でも短期で失敗と判定しないことを挙げている。

調査概要

  • 分析主体:HRShaker(株式会社Shake)
  • 分析対象:同社が採用支援を行う中小企業107社のうち、富山県・石川県の32社の運用データ(合計応募928件)
  • データ期間:2025年5月〜2026年8月
  • 注記:応募数はWeb経由の応募のみを計上(電話応募等は含まない)。月平均は各事例の応募数合計を運用月数合計で除して算出。数値は小数第2位を四捨五入

株式会社Shake 会社概要

  • 会社名:株式会社Shake
  • 所在地:富山県富山市上袋599−1/東京都目黒区青葉台2-17-11 202
  • 代表者:西野集
  • 事業内容:中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」の運営
  • 会社URL:https://shakeinc.co.jp/

本記事は株式会社Shakeの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間