株式会社オトバンクは、2024年5月11日から新しいポッドキャスト番組『藤井青銅とトリプルファイヤー吉田の人生こわい』の配信を開始する。この番組は、放送作家の藤井青銅とロックバンド「トリプルファイヤー」のボーカル吉田靖直が、落語から人生や仕事のヒントを見つけていく落語教養バラエティー番組だ。

近年、落語を題材にしたアニメの人気やオンライン落語の普及により、若い世代にも落語が親しまれるようになってきた。また、高収入の人に落語好きが多いという調査結果もあり、コミュニケーションスキル向上や教養としての落語にも注目が集まっている。

『藤井青銅とトリプルファイヤー吉田の人生こわい』は、落語に興味はあるが入り口がわからない人や、もう少し深めてみたい人に向けて、落語の魅力や楽しみ方をわかりやすく伝えるとともに、人生や仕事に役立つヒントを見つけていく番組となっている。プロの落語家によるフルバージョンの落語も配信されるため、番組と合わせて楽しむことができる。

配信第1回では、古典落語の代表作『死神』を気鋭の二ツ目、立川寸志が演じる。この噺は人間の欲深さや愚かさを描いた作品で、米津玄師の楽曲のモチーフにもなったことで知られている。落語好きの藤井青銅と、まだ落語にピンと来ていない吉田靖直が、この噺から人生の学びを紐解いていく。

番組MCの藤井青銅は、落語の専門用語やしきたりなどがあり、興味があっても手を出しづらいと感じる人が多いことを指摘。しかし、落語は本来「庶民の笑いの芸」であり、あまり構えずに日常の延長で楽しむためのお手伝いをするのがこの番組の目的だと語っている。

一方、吉田靖直は尊敬する人に落語好きが多かったため、自分も落語を好きになりたいと思ったが、真の魅力を理解できていないコンプレックスから距離を置いていたと告白。落語素人代表として、藤井青銅との対話を通じて、落語を見るハードルを下げていきたいと意気込んでいる。

『藤井青銅とトリプルファイヤー吉田の人生こわい』は、毎週土曜日に更新され、audiobook.jpやApple Podcast、Spotifyで聴くことができる。日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営するオトバンクが制作する本番組は、落語の魅力を広く伝え、人生や仕事のヒントを提供する新しい試みとして注目される。