山と溪谷社がヤマケイ新書 増補改訂版 クマ問題を考えるを刊行
株式会社山と溪谷社は、東北芸術工科大学名誉教授で民俗学者の田口洋美氏による『ヤマケイ新書 増補改訂版 クマ問題を考える』を2026年10月15日に刊行した。
本書は、秋田県を中心に起きた平成のクマ騒動を機に2017年に刊行された『ヤマケイ新書 クマ問題を考える』を元に、令和のクマ騒動に関する内容を大幅に増補して改訂したものである。北海道のヒグマや本州のツキノワグマによる問題が山里から都市まで広がり、人々の生活や農林業、観光業へ影響を与える中、人間社会の側から問題を見つめ直す内容となっている。
人間社会の構造的変化からクマ問題の糸口を探る
本書では、クマ問題について、人間社会の構造的・政策的な変化に呼応してクマが生息地や行動を変容させた結果であると整理している。動物学や生態学からのアプローチによる対策ではなく、社会の問題として人間の暮らしの側から見つめ直すことで、今後の対策に向けた糸口を探っている。
狩猟文化研究の第一人者である田口洋美氏が執筆
著者の田口洋美氏は1957年茨城県生まれで、民族文化映像研究所や日本観光文化研究所の主任研究員を経て、1990年に「マタギサミット」を主宰した。1996年に狩猟文化研究所を設立し、2005年に東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程を修了(博士(環境学))。同年より東北芸術工科大学教授を務めた。
現在は東北芸術工科大学名誉教授のほか、北海道大学アイヌ先住民研究センター客員研究員、富山大学教育研究実践総合センター研究協力員などを務めている。自然と人間の関わりを歴史社会的視点から捉えた狩猟文化研究で実績を持ち、現在は極東ロシアや東アフリカ地域へも研究範囲を広げながら、狩猟を視点とした野生動物の保護管理問題に取り組んでいる。
本書の構成と仕様
目次の構成は以下の通りとなっている。
- 第1章 クマ問題さらなる次元
- 第2章 平成のシシ荒れ
- 第3章 生息域拡大期の現実
- 第4章 近世の相克「シシ荒れ」森の消長と野生動物
- 第5章 狩猟の公共性
- 第6章 クマと向き合う
書籍の仕様および発行元に関する情報は以下の通りである。
- 書名:『ヤマケイ新書 増補改訂版 クマ問題を考える』
- 仕様:新書版/オール1色288ページ
- 定価:定価1430円(本体1300円+税10%)
- 詳細URL:https://www.yamakei.co.jp/products/2826510990.html
- 発行元:株式会社山と溪谷社(東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)
本記事は株式会社山と溪谷社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



