Dellows News

【企業のコスト削減調査】11月の「品質月間」に向けて見直す、コスト削減対策。ISO9001取得企業の7割以上が実感する「コスト削減と品質維持」の両立

コスト削減企業の品質維持実態調査、ISOプロが結果を公表

CATEGORY: ビジネス

株式会社ISOプロは、物価高騰などの影響によりコスト削減に取り組む企業の経営者・役員や現場担当者などを対象とした「企業の『コスト削減』と『品質維持』の両立」に関する実態調査の結果を公表しました。

調査によると、コスト削減施策を進めるなかで現場の作業時間不足や経験不足によるミスなど品質への悪影響が生じている実態が浮き彫りになりました。一方で、国際規格「ISO9001」の認証を取得している企業の多くが、プロセスの標準化による品質安定や手戻り削減の効果を実感している状況が示されています。

現在自社で実施しているコスト削減施策では、「業務プロセスの見直し・効率化(作業手順の標準化、IT化など)」が57.2%で最も多く、「原材料・資材費の見直し(安価な代替品の利用など)」が43.5%、「消耗品や備品費の削減」が42.7%と続きました。

一方で、コスト削減の取り組みによる品質維持への悪影響を尋ねたところ、「経験不足な人員への業務移行によるミスの増加」が22.3%で最多となり、「現場の作業時間不足による確認漏れ」が21.4%、「安価な原材料・資材への変更による品質低下」が21.1%となりました。現場からは、人員削減や安価な資材への変更に伴い、残業増やクレームの発生、対策コストの増加を指摘する声が寄せられています。

業務プロセスに潜むムダとISO9001の効果

業務プロセスにおいてムダが発生している部分としては、「担当者ごとの作業手順のばらつき」が37.9%で最も多く、次いで「曖昧な判断基準によるやり直し・手戻り」が31.5%、「確認や承認プロセスの複雑さ」が28.2%でした。手順や基準の標準化状況については、「十分に標準化されている」が10.8%にとどまり、「ある程度は標準化されている」が58.0%となっています。

ISO9001の認証状況は、「取得している」が41.8%、「取得に向けて準備・検討している」が29.0%、「取得しておらず、検討もしていない」が29.2%でした。取得企業に効果を尋ねたところ、「誰が担当しても品質が安定した製品・サービスを提供できる」が40.9%で最多となり、「ムダな手戻りややり直しが減り、人件費が削減できる」(35.9%)、「過去の不具合・ミスの情報が共有され、類似トラブルの再発を防げる」(35.9%)が続きました。また、コスト削減と品質維持の両立において、ISO9001の取得が有効な手段だと感じるかという問いには、取得企業の7割以上が「非常に有効だと感じる(32.1%)」「やや有効だと感じる(44.9%)」と回答しました。

未導入企業の意識と標準化に向けた課題

ISO9001について「取得に向けて準備・検討している」「取得しておらず、検討もしていない」と答えた層に対し、今後の解決策として業務標準化に取り組むべきか尋ねたところ、「非常に取り組むべきだと思う(16.9%)」「やや取り組むべきだと思う(56.8%)」を合わせて7割以上が意欲を示しました。

しかし、業務標準化や品質管理体制の構築を進める上での課題としては、「業務手順をマニュアル化・可視化する時間や人員が足りない」(35.9%)、「業務が属人化しており、標準的な手順の策定・集約が難しい」(34.7%)、「標準化したルールやマニュアルを現場に定着・浸透させるのが難しい」(27.9%)が上位に挙がり、リソース不足や現場定着の難しさがハードルとなっていることが示されています。

調査概要および会社概要

本調査の概要は以下の通りです。

  • 調査期間:2026年9月29日(火)〜2026年10月1日(木)
  • 調査方法:PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
  • 調査人数:1,006人
  • 調査対象:調査回答時に物価高騰などの影響によるコスト削減の取り組みを行っている企業の経営者・役員、および品質管理部門・生産管理部門・サービス提供部門の一般社員・管理職と回答したモニター
  • 調査元:株式会社ISOプロ(https://iso-pro.co.jp/)
  • モニター提供元:サクリサ

調査を実施した株式会社ISOプロの会社概要は以下の通りです。

  • 会社名:株式会社ISOプロ
  • 設立:2026年4月1日
  • 所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー21階
  • 代表者:米田 泰三
  • 事業内容:ISO認証取得・運用支援事業
  • URL:https://iso-pro.co.jp/
  • サービスサイトURL:https://activation-service.jp/iso/

本記事は株式会社ISOプロの発表をもとに作成しています。

アクセスランキング

今日

1週間