THE OUTLETS HIROSHIMAで紙コップ回収・再資源化 10月開始へ
一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島は、THE OUTLETS HIROSHIMAのフードコートで使用される水飲み用使い捨て紙コップを回収し、再資源化する取り組みを2026年10月より通年で実施する。サーキュラー・ラボ・広島の活動メンバーである大学生の提案をきっかけに、2026年3月から実施した実証実験の検証結果を踏まえて継続的な運用が決定した。両者は本取り組みを通じて、サーキュラーエコノミーの推進や資源循環の社会実装、廃棄物の削減を目指す。
紙コップ資源化における現場負担の課題
商業施設のフードコートなどで排出される紙コップは、飲み残しや他のごみとの分別に多くの手間がかかるため、リサイクルが進まず焼却処分されることが一般的となっている。こうした分別や回収に伴う現場の負担は、資源循環を妨げる要因となっていた。
THE OUTLETS HIROSHIMAでは、フードコートで発生する紙コップの資源化に向け、利用者が分別しやすく現場でも継続的に運用できる回収方法の検討を進めてきた。サーキュラー・ラボ・広島は、活動メンバーの大学生や関係企業と連携し、回収・再資源化に必要な仕組みづくりを行ってきた。
学生提案と協賛金モデルによる継続可能な運用
今回の取り組みでは、学生メンバーが利用者の動線や回収時の課題を分析し、捨てやすさと異物混入防止を両立する回収ボックスの配置を提案した。THE OUTLETS HIROSHIMAとサーキュラー・ラボ・広島は、この提案をもとに現場での運用方法を検討・改善した。
また、両者が協力して取り組みの趣旨に賛同する協賛企業を募り、協賛金を専用紙コップの製作・購入費などに充当する。協賛金によって運用コストの一部を補うことで、これまで採算が合いにくかった小規模な資源回収についても、継続的な取り組みとして成立する体制を構築する。
取り組みの概要と参画組織
本取り組みの実施内容は以下の通り。
- 実施開始:2026年10月
- 実施形態:通年実施
- 実施場所:THE OUTLETS HIROSHIMA フードコート内
- 実施内容:水飲み用使い捨て紙コップの専用回収ボックスの設置、および回収した紙コップの再資源化ルートの運用
- 運営:THE OUTLETS HIROSHIMA、一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島
- 協力:株式会社不二ビルサービス、広島きれい株式会社、有限会社丸久商店
一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島について
一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島は、広島市中区に拠点を置く叡啓大学発のベンチャーとして、食品容器を扱う株式会社シンギと協働で設立された。使い捨て食品容器の資源循環を社会実装するための仕組みづくりを目的とし、産官学の連携を軸に現場の課題に即した循環型社会の構築を推進している。
パートナー企業(50音順):
- 株式会社NEXYCL
- 株式会社桐原容器工業所
- 株式会社シンギ
- 株式会社チヨダパック
- 株式会社電通総研
- 東罐興業株式会社
- 東商化学株式会社
- 株式会社広島経済研究所
本記事は一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島の発表をもとに作成。
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